暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1210話
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 通信を送ってきたのは、スカル小隊のミハエルだ。
 相変わらずの口調でいながら、バトロイドになったVF27のスナイパーライフルで次々と要撃級を撃破していく。
 スナイパーライフルの威力が強すぎる為だろう。1匹だけではなく、その後ろにいる別のBETAも巻き添えにしながら撃破していくその様子は、さすがにスカル小隊といったところか。

「それはそうだろ。元々の機体性能が段違いなんだからな。どうしたって撃破数的にはこっちの方が有利になるさ」
『まぁ、それは否定出来ない事実なんだよな。ただ、こっちだってそれに負ける気は全くないけどな』
『スカル2、余計な口を叩いてないでしっかりと仕事しろ!』

 オズマの声が割り込むと同時に通信が切れ、再び戦闘へと集中していく。
 ヒュドラのビーム砲で纏めて近づいてくるBETAを攻撃しながら、このシミュレータはやって良かったと思う反面、少し無駄だったか? とも思う。
 いやまぁ、元々BETAというのは数で攻めてくる存在であり、俺達は遠距離から攻撃していれば全く問題なく倒せるだけの実力を持っている。
 向こう側には、対空攻撃と遠距離から攻撃出来る光線級がいるが、その光線級もニーズヘッグやニヴルヘイムといった機体を集中的に狙ってきて、更にはEフィールドすら突破出来ないのを考えれば、警戒する意味は殆どない。
 お互いの部隊ごとの連携を確認するという意味ではやっても良かったんだが……

『アクセル、向こうの方が崩れそうだがどうする?』

 オズマからの通信を受け、視線をそちらに向けてメギロートとイルメヤを向けさせる事を指示する。
 ……そう。メギロートもイルメヤも、当然このシミュレータには参加している。
 というか、そもそも数で迫ってくるBETAを相手に、同じく数で攻める為のメギロートとイルメヤを使わないなんてことは有り得ないしな。
 メギロートが空を飛びサークル・レーザーを放ち、イルメヤがビームガトリング砲を撃ちまくる。
 そうして敵の動きが止まると、量産型Wの操るシャドウがS-11ミサイルを放って纏めてBETAを消滅させるのだった。
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