マブラヴ
1210話
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ない筈だ。
いや、円は真面目なところもあるからそうでもないけど、美砂とナタルは相性が悪かったらしい。
当初はそれなりにぶつかったりもしたみたいだが、最終的にはお互いに和解したとかなんとか。
この辺、ちょっと見てみたかった気もするな。
量産型Wに関しては、特に言う事はない。ナタルのように生真面目な性格だと拒否反応が出るかもしれないと思ったが、前々からムウに話を聞いていたという事もあって特に問題なく使いこなしているとか。
原作だと生体CPUの3人を気にした風に見えたんだが……最初から人じゃなかったってのが大きいのか?
「スカル小隊が現在ニヴルヘイムに後退して補給作業中だ。そっちが戻ってきたなら構わないが……少し時間が掛かるぞ?」
ランツェ・カノーネを発射しながら砲身を横に動かし、扇状にBETAが消滅していく。
『……ピクシー小隊をそちらに回す』
使える戦力があるのなら、そっちを使えばいいんじゃないか? そうも思ったが、KMF部隊を必要としているとなると、多分質じゃなくて量が欲しいんだろう。
「了解した。……星刻、ナタルの指示に従ってくれ」
『分かった。この場は任せる』
『済まない。今からニヴルヘイムの一斉掃射で一度そちらの方面のBETAを纏めて消滅させる。修羅達に一旦戻るように言ってくれ』
短くナタルと言葉を交わして通信が途切れる。
移動する前線基地とでも呼べるニヴルヘイムはマーズゼロのモニュメントの真横に浮かんでおり、その周囲を動きながら攻撃をしまくっている。
エザリアが指揮している時には機動要塞の要塞の方を重視されていたが、今では機動の方を重視している。
分かりやすく言えば、エザリアが司令をしていた時は防御を重視し、マリューが司令となっている今は攻撃を重視していると言えば分かりやすいか。
性格的にはまったく正反対なんだけどな。
この辺は、多分シャドウミラーに所属して多少なりとも性格が変わった為だろう。
「フェルナンド、修羅達を下がらせろ。ニヴルヘイムから援護射撃が行われるぞ!」
『ちぃっ、分かった!』
フェルナンドにしてはあっさりとこっちの言葉に頷き、そのまま他の修羅神を率いてこっちへと戻ってくる。
火星で過ごした影響か?
まぁ、攻撃的な性格は変わっていないんだが。
それでもフォルカがいなくてもきちんとこっちの指示に従ってくれるのは助かる。
まぁ、修羅王になったアルティスから十分に言い含められているからだろうけど。
それから数分、フェルナンドが修羅を率いてこっちに戻ってくるのと、ニヴルヘイムから放たれた重量子ビーム砲とG・インパクトキャノンが無数のBETAを消滅させていくのは同時だった。
その隙を突き、神虎がKMF部隊を率いながら後方
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