暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1210話
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スもビームライフルを連射していた。
 俺が放つのは腹部拡散ビーム砲。
 また、M1アストレイとガレスがビームを放ち、そこにヴィンセントが突っ込んで行く。
 KMFである以上は中型BETAと小型BETAの中間くらいの大きさしかない機体だが、それでも運動性は高い。
 要撃級の攻撃を回避しながら、次々にMVSを使って頑丈な前腕すらも斬り裂いていく。
 視線を前方へと向けると、そこでは修羅神がBETAを相手にして好き放題に無双をしている。
 それを見ていると、突然こちらの近くにいたBETAが左右に割れる。
 火星で何で光線級か? そうも思ったが、BETAは何をやって来るのかは不明だというのを思い出して納得し、今までよりも高い場所へとニーズヘッグを移動させた。
 同時にレーザー照射警報が鳴り、幾条ものレーザーがニーズヘッグへと向かって突き刺さる……が、Eフィールドを突破出来ずに消滅する。

「ファントム!」

 T-LINKシステムを使ってファントムを操作し、ニーズヘッグの前へと並べる。
 そうなれば当然放たれるレーザーはファントムへと命中し……次の瞬間にはレーザーが反射され、BETAへと致命的なダメージを与えていく。
 確かにシャドウミラーの機体に関しては殆ど意味のないレーザーだが、BETAを相手にするとなれば話は別だった。
 レーザーを跳ね返したファントムをヒュドラへと戻しながら、星刻へと通信を送る。

「星刻、KMF隊の被害は?」
『今のレーザーで被害を受けた機体は皆無だ。全てのレーザーがニーズヘッグの方へと向かった』
「そうか。なら、このままBETAを防ぎきるぞ」
『了解』

 本来であればBETAを殲滅するのが手っ取り早いのだが、今回の目的はここを守り切る事であり、積極的な攻撃を禁止されている。……修羅神以外は。
 まぁ、修羅神は本番でもこっちの命令を素直に聞いたりしないだろうから、それを視野に入れてのシチュエーションな訳だ。
 ちなみにこのシミュレーションに参加しているのは、火星の息吹作戦に参加が決まってる者達だけであり、黒の騎士団やザフト、大西洋連邦といった軍の兵士達は参加していない。

『アクセル! こちらシロガネ。近くのハイヴから援軍が到着した。そちらのKMF部隊を引き抜いても大丈夫か?』

 シロガネからナタルの通信が聞こえてくる。
 ナタルがシャドウミラーに来た当初は、アークエンジェルと違ってシロガネの指揮に若干戸惑っていたらしいが、俺がFate世界に行っている間にその辺は解決し、今はもうそんなのは関係ないとばかりに的確に艦を使いこなしていた。
 この辺はやっぱりアークエンジェルの艦長としての経験がものを言っているのだろう。
 ナタルと円、美砂って相性が悪そうだと思ったのは、俺だけじゃ
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