暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女なゼロ!
本編
第七話
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い講師も参加した。

そしてサイトやメイドが使用人仲間に声を掛けチラホラと使用人も増え。禿…失礼、髪の寂しい講師もまた同僚達に声を掛けていった結果、いつのまにやら大所帯になっていた。更にはどこから嗅ぎつけてきたのか、寝起きの少女の顔もいいものだとか言いながらぽっちゃり体系の変態予備軍の生徒や、時折怪しい薬を作成する自称香水、他称マッドサイエンティストな少女が想い人であるギーシュの姿を見つけて混ざっていた。

彼らの殆どは始めはただの興味本位であったが、一度ラジオ体操をやってみると、その人体を効率よく解すその動きに感心し、体の調子も良くなったといって二回目以降も参加していた。

あまりにも人数が増えたのでルイズも時間を決め、毎朝ラジオ体操の手本を務めていた。

そうしてラジオ体操が異世界のとある学校で広まった経緯を説明している内に、ルイズ達は最後の深呼吸を行いゆっくりと体操を終了していた。まだ瞳を閉じかけていた者達もいつのまにやら目をぱっちりと開け、もう一度背伸びをしたりしていた。

体操は終了したが、皆まだそれぞれの仕事に戻ることはなく、何かを待つようにざわざわとしながらその場に留まっていた。

「はーい皆並んで並んで」

ひょいっと木箱から飛び降りたルイズは、いままで乗っていた木箱の上の砂埃をさっさっと払い除けると、ポケットから何か直方体の小さな物と、これまた手のひらに収まりそうな程のサイズの板のような物を取り出し木箱の上に置く。隣ではサイトもまた同じ物を取り出していた。

「よ〜しスタンプ押すぞ〜、ちゃんと二列に並べー。 あ、おいこらそこ横入りしてんじゃねえよちゃんと並べスタンプは逃げねえから」

ルイズとサイトの様子を見ていた者達が仲良く列を作り始める、人数が人数だけにうまく列が作れないところもあったが、その辺りはサイトが誘導する。よく見ると参加者達は皆手に一枚の板切れのような物を持っていた。小さな穴を空け紐を通したそれを、参加者全員が首から下げていた。

「ほいぺったんぺったんっと」

「ちょっとサイト、誰がペッタンコよ」

「んなこと言ってねえだろ、ボケるのは後にしてお前も押していけよ人数多いんだから」

サイトとルイズが手に持った直方体の物体の先を、赤い塗料の染み込んだ布きれに押し当て、それをまた参加者が持つ板切れに一人一回ずつ押し当てていく。そしてその物体を押し付けられた板切れには、赤い色で四角い枠線とその中にレイピアのような形状の絵が移りこんでいた。

サイトとルイズの持っていたものはハンコであった、因みに彼らの自作のハンコで、デザインはルイズが担当、勿論彼女の相棒がモデルである、そして製作はサイト担当した、培った剣技を生かすかのように無駄に洗礼された彫刻刀捌きで彫り込んだ。

「あ
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