Vivid編
外伝〜if/ライのたどり着いた世界がCEであったなら(後編)〜
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定するのはいい。だが、軍を率いて、民を先導し、国を動かすのであれば何がダメで、自分たちがどう変えるのかを示さなければそれは子供の駄々と同じだ」
少なくとも、ライは皇歴の世界で見て、聞いて、それを実行する姿を見てきた。
奇蹟という演出の元、大国を跳ね除け、亡くした国を再び建国させてきた彼を。自分たちの行動がどういう影響を与え、どういう意図のもとで人々を導いているのかを示した彼を。
「革命や反逆は否定の為の行動ではない。主張するための手段だ。中身の無い主張にどれだけの人間が命をかけるだけの価値を見いだすことができる?」
「命をかけるなんて……そんな酷い事……」
ライの言葉に反論するのではなく、反応したのはこれまで喋ることのなかった最後の一人――――キラ・ヤマトであった。
「命をかけることの何が酷いことだ。戦争だからではない。自身の望むものがその先にあると信じるからこそ人は戦場という地獄に飛び込む。それは覚悟の現れだ。他人の意見に賛同するにせよ、利用するにしろ。そこに確固たる意志があるのならば、他人がとやかく言うのは間違いだぞ――――キラ・ヤマト」
「!!どうして…………」
「確信などなかったさ。だがそんな殺意の無い、幼い敵意を振りまく人間を自分は戦場で一人しか知らない。フリーダムのパイロット」
カマかけのような問答を最後に、ライは彼らに背中を向け静かにその公園から出ようとするのであった。
――――――――――
機体設定
機体名:リベリオン
全長:約十六m
武装:専用ライフル×2
ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置×4
デファイアント改ビームジャベリン ×2
装備:ヴォワチュール・リュミエール
備考:ミネルバがデスティニーとレジェンドを受領した後に、ライの専用機として急遽建造された機体。この機体を製造に掛かり切りになったため、ライはヘブンズベース攻略戦には不参加となった。
ライの知識にあるナイトメアフレームの、特にランスロットタイプをできる限り再現した機体。四肢にソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置を装備し、徒手空拳を使った格闘戦において攻防どちらにも使用できるようになっている。
そして、補給を行う上で都合しやすいという理由から、レジェンドのデファイアント改ビームジャベリンを装備している。
元にしたのが、ナイトメアフレームであるため、推進力が背中に装備されたヴォワチュール・リュミエールユニットしかない。そのため、既存の機体と比べ全体的にサイズが小さくなったが、基本的に空中での姿勢制御は常にAMBAC機動をしなければならない。これはライの驚異的なコマンド入力能力があってこそ実現できた。
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