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同窓会
5部分:第五章
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がだ。
「嫌な奴だって思ったりもしたわ。それは周子君もそうよね」
「まあそれはね」
 嘘をつけない一圭である。それでそのことを言葉に出すのだった。
「そうだよ。嫌いだったよ」
「高校卒業してから考えることもあったわ」
 また述べる景子だった。
「三年間ずっと喧嘩したけれどあれは自分が悪いのか相手が悪いのか」
「そんなこと考えてたんだ」
「周子君が悪いんじゃなくて私が悪かった」
 夜の中でその顔が白く照らし出されていた。それはさながら自然に映し出されているようだった。月も星もない中でそうなっていた。

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