第21話 炎の神殿
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喰らって吹っ飛びやがれぇ!ブラストボム!!」
砲門から爆弾を発射した。
ゼロとルインはそれをかわしながら攻撃していくが、あまりにも装甲が固いために、碌にダメージが入らない。
「ファイアショッ…」
「これ以上はさせないよ!!」
ZXアーマーに換装し、火炎弾発射寸前の左上の砲門にチャージショットを叩き込み、チャージショットを受けた砲門が爆散した。
「うおっ!?」
「旋牙突!!」
ゼロも隙を突いて、ダッシュ突きで右下の砲門に帯電したセイバーを突き刺す。
今のファーブニルの攻撃は四つの砲門から放たれるため、つまり砲門さえ潰せば、攻撃出来なくなるはずだ。
左上の砲門に続いて右下の砲門も潰れた。
「やってくれやがったな…けどよ、まだまだこれからだぜ!ファイアショット!ヴァイタルバーナー!!」
砲門を二つも潰されてもファーブニルの闘志は衰えず、残った砲門から火炎弾を発射し、火炎放射を繰り出す。
「弱点さえ分かれば、怖くないってね!喰らえーっ!!」
高い貫通力を誇るソニックブームを放って三つ目の砲門を潰し、ゼロもチャージショットを最後の砲門に放ち、それを潰した。
「チッ…!」
「砲門は潰した。お前にもう勝ち目はない」
ファーブニルのアームドフェノメノンは、火力と装甲を重視しているために機動力は人型の時より劣っている。
小さな火炎弾は辛うじて撃てるようではあるが、それではゼロとルインには勝てない。
「ふ、ふざけんな…っ!俺はまだ負けてねええええええええ!!」
壊れた砲門から火炎弾を乱射したが、ゼロとルインは容易くかわした。
「オーバードライブ!…この状態でこれを使うのは消耗が激しいけど…仕方ないか!プラズマサイクロン!!」
オーバードライブで強化された電磁竜巻がファーブニルに炸裂した。
「ぐおおおおおお!!?」
電磁竜巻を受け、ダメージを受けすぎたためにファーブニルの巨体が爆発し、煙が晴れると元の姿に戻ったファーブニルが膝をついていた。
「ッキショーーーーッ!!何だよーーーー!!何でパワーアップしても、おめえらに勝てねえんだ!!あっ…諦めねえぜ…いつか…必ずおめえらをぶちのめしてやるからなーーーっ!!覚えてやがれ、この野郎ーーーっ!!!」
言いたいことを言ってから転送の光に包まれたファーブニルはこの場から去った。
『座標軸セット完了…。これでいつでも、ここへ戻れるようになったわ…一度ベースに戻ってきて…お願い…二人共』
「「了解」」
ゼロとルインもエネルギー補給などのためにレジスタンスベースに一時帰還するのであった。
「ゼロさん、ルインさん。帰還します」
「転送完了まで…2…1…転送!!」
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