第5話 剛太郎&琴葉登場??
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新しい家に来て1週間がたった。引っ越しの後始末やらなんやらもだいたい終わり、最近は少しずつ身の周りの整理に取り掛かっている。そういえば、市役所等に提出する面倒な書類やらなんちゃらはなんと親父の妹夫婦が手続きを済ませてくれた。虐待ばかりされていた気がするけど、いいとこもあるなぁ…
そんなことをソファーに腰をかけつつ考える。今は朝の静かなひと時。ミクも伽耶も起きるまではまだ1時間はあるはずだから…
ミク「マスター??おはよー??」
大輝「…お前えらい早起きだな…」
こんな声は聞こえない筈なんだが。
ちなみにミクにとっての睡眠とは充電のことではなく、普通に生き物の睡眠と同じである。別に寝なくてもいいらしいが、寝ると幸せな気持ちになるそうだ。というか、ミクは充電の必要もない。ミク曰く
ミク「生き物に限りなく近いアンドロイドですから」
とのこと。生き物は寝ないと死んじゃうんだけどな…
まぁつまり、何が言いたいのかと言うと、何故ミクは幸せな睡眠時間を削ってわざわざ起きてきたのかが不思議だということ。こればかりは勝手な予想で進めるわけにはいかないので、その疑問をダイレクトにミクに伝えてみる。多分、寝られないとかそういうものではないのだろうと予想するが…
大輝「何で起きてきたんだ?まだ7時だぞ。」
ミク「実は…」
突然ミクの顔が真っ赤になる。モジモジしながらミクは自身の股を指した。ああ…なるほど。なんとなくわかった。
大輝「ミク…お前まさかお漏らしを…」
ミクの目が一瞬点になる。いい反応してるな。
ミク「…マスターのバァカァァァ??」スパン??
大輝「いだぁ??」
大輝「何もネギで殴らなくても…」
ミク「今のはいくら変態マスターだとしても限度があると思います。」
大輝「冗談だから…痛え…」
そのやりとりのあと、ミクは大きく深呼吸した。多分心を落ち着かせてるのだろう。
俺はミクの心が落ち着くのを次のボケでも考えながら待つ。
ミク「マスター…その…」
ミクがさっきまでの勢いではなく、非常に落ち着いた声で話しかけて来た。
大輝「そんなに深刻なのか…俺の予想とは違うらしいな。」
ミク「マスターの予想を聞く気にはなれませんが、事態は
深刻だと思います。」
その言葉を発した時のミクの顔はいかにも真剣そのもので。俺はゴクリと唾を飲み込んだ。そして、たっぷり間をとったミクはこう告げた。
ミク「新しい下着を買いに行きたいので連れてってください…」
大輝「やっぱりそれか。」
マスターと過ごし始めてから1週間が経ちました。なんだか色々あって飽きない1週間だったなあなんて考えているととある問題をまだ解決していないことに気付きました。《下着破廉恥問
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