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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第493話】
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が。
『……ソノテイド』
勢いのついた一撃一撃、身を逸らし、粒子化された剣によって受け流した。
そして、大きく隙を作った襲撃者に対して左脚部間接部に剣を突き刺した、紫電が放出され、小さな爆発と共に左脚部の膝から下が消失した。
『――――――』
『……フフッ』
圧倒的な力量差、端から見ても未だに本気で介入者が戦ってる訳じゃないのをシャルロットもラウラも直感した――ラウラは思う、本当に拘束が出来るのだろうか――と。
このアンノウンに対して、現状で拘束が出来そうな人物は二人の教官である有坂陽人、織斑千冬の両名しか思い浮かばなかった、介入者の力の片鱗しか見ていないがそれだけ自身との力量差を感じていた。
『…………オソイッ!』
ブレードと熱線による交差連撃を容易く避けるや、介入者の脚部装甲からワイヤーブレードが射出された。
だがこのワイヤーブレードは、刃部分にエネルギー粒子が帯びていて、ラウラの機体の物よりも技術レベルが遥かに進んでいた。
間断無く攻撃を続けるワイヤーブレードと介入者の剣撃に、ダメージが蓄積する襲撃者、アリーナ空中を縦横無尽に駆け回る激しい戦闘、だが誰が見てもやはり介入者の戦闘能力の方が高かった。
ISは表面上はスポーツとしての体裁をとられているが、実質兵器としての運用しかされていない、それが明確にされてるため、IS操縦者の訓練内容はまるで軍隊のそれと同様の内容を行う。
だがそれでも、命のやり取りという概念からは外れていた、絶対防御の存在故に――。
目の前の介入者の動きは、訓練で得た動きではなくまるで本当の命のやり取りを行った人間の様にも思えた、尋常ならざる殺気とプレッシャーが、シャルロットに鳥肌を立たせていた。
――だが、そんな状態でもシャルロットは介入者が此方を守るのが少し気になった。
ラウラやシャルロットに飛ぶ流れ弾一つ一つ、過剰とも取れるぐらい庇う――そんな些細な行動が、どうしてもシャルロットには敵だとは思えなかった、勿論心の奥底から信用したわけではないのだが――。
遂に激しい攻撃により、左腕が喪失した襲撃者、体勢を崩され、勢いよく地表に叩き付けられた襲撃者を介入者は叫ぶ――。
『シャル! ラウラ! 火線を集中するんだッ! 一斉射撃で仕留めるッ!!』
「「……!?」」
機械音声ではなく、聞こえてきたのは【男の声】だった、それも……シャルロットの事をあだ名である【シャル】と呼んだ。
だが、今はその事は置いておき、シャルロットとラウラは照準を向け、一斉射撃――介入者も、全身の装甲がスライド展開し、白く輝きを放つ。
『……終わりだッ!! シャイニング・ブラ
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