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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第493話】
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のはどういう意味だ!?」

『………………』


 ラウラの言葉に沈黙する介入者、表情はフルスキンで覆われているため、シャルロットからも伺いしれなかった。

 刹那、襲撃者から放たれる高出力圧縮粒子熱線――あのやり取りの間に最大までチャージしていたのだ。

 油断した――シャルロットとラウラの二人はその自身の迂闊さを呪う。

 だが、その熱線は介入者によっての遮られる、超反応によって正面に不可視の壁が張られ、二人に危害が及ぶ事はなかった。


『……フッ、コノテイドノフイウチデワタシヤカノジョタチヲタオソウナドト……ショウシダナ、コレガ』


 ツインアイに青い光が灯る、ラウラは何故私達まで守ったのか、目の前の介入者の行為がわからなくなっていた。

 一方のシャルロット、不用意かもしれないけど、この目の前にいる介入者が敵だとは少なくとも思えなかった、敵なら僕達二人を助ける義理はないはずだと。


「ラウラ……」

「ッ……不用意な真似をすれば、この私が拘束するからな……!!」

『……ゴジユウニ』


 まるで不敵に笑うかの様に言い放つ介入者、ラウラはいざとなればAICで拘束すれば良いと思い、襲撃者へと意識を向けた。


「…………」


 シャルロットは、銃を構えながらも介入者の様子を伺っていた、それと、介入者の言葉遣いが少し気になったのもあった。


『……ドウシタ? ワタシガキニナルノカ?』

「う、ううんッ!? た、ただ、見たことの無い機体だったから気になっただけだよ……」

『……ソウカ。 ……キミハカナラズマモル……』

「えっ……?」


 聞き間違えじゃなければ、僕を守るって――その言葉に、この介入者はもしかすると学園関係者なのかもしれないという可能性が生まれた、無論無数にある可能性の一つに過ぎなかったが。

 そして、戦闘が開始される――先ずは右に大きく回り込む様に動くシャルロットは、すかさずマシンガンによる射撃を開始した。

 その面制圧射撃によって脚を止められた襲撃者は、左側からのレールカノンによる砲撃の直撃を浴びせられた。

 そして、正面に居た介入者の圧倒的加速力による体当たりの一撃に、襲撃者の機体は大きく体勢を崩し、ぐらついた。

 そのまま流れる様な格闘術によって破砕されていく襲撃者の装甲、一撃一撃の威力が既存の第三世代を圧倒する程だった。

 ――そして、ゼロ距離から放たれた掌打による一撃で空中へと打ち上げられる襲撃者。

 襲撃者もただただ黙ってやられてる訳にはいかなかった、謎のイレギュラー登場によって狂った目標の修正を行う。

 巨大な体躯を捻って回転させ、長大なブレードによる連撃を介入者に叩き込むのだ
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