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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第215話 9人のパーティ
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とも思うよ。ね? キリト」
「う……、べ、別にオレはそんなん狙ってないから」
リュウキに情報の高はやはり後塵を拝してしまうから、こればかりは仕方ない。リュウキの有力な情報を聞いて、その中を選んで、自分の中にもある情報と組み合わせて……導くと言うのは何度もあったから、シノンは早めに突っ込んでいたのだ。
とりあえず、まだ 確証があった訳じゃないが、言わなきゃいけない空気を悟ったリュウキは軽く咳払いをした後に始めた。
「《ALOでエクスキャリバーの発見》の記事は無数にネット上でアップされていた、が。……実際に、その場面の
SS
(
スクショ
)
は無かった。どれもな。あったのは ただ、クエスト表示ウインドウ画面を大きく写しているモノばかりだ」
「ああ、そう言えば……」
「うん、それは私も見たよー」
キリトとリーファも同意していた。
その記事を見つけたのが一番早かったのは、リーファだった。その《エクスキャリバー》の文字が印象強すぎた為、そこまで気になって無かったのだ。
「そして、ユイの言う様に 以前とは別の種のクエスト。……つまり、盛大なダミーの可能性も出てきた、とは思わないか? クラインが言っていた違和感もそうだが、そのクエスト自体が、
何か
(
・・
)
別モノ。武器の名は出しているが、別。その可能性もある、って感じたんだ それに、あのダンジョンには人型の邪神が多い。……もしも、そのスローター系のクエストの標的があの人型邪神なのなら判るが、他のモノだったら……可能性が上がると思うが」
リュウキが淀み無く言葉を並べていく。
それを訊いて、ありそうだ。と頷く者が殆どだ。特にトンキーと名付けた《象海月?》の邪神を助けたキリトとリーファは特にだ。
トンキーを助けたお礼として、あのダンジョンへと運んでくれた。そして、その中にはトンキーの種族ではなく、別の人型邪神が大量に生息している。エクスキャリバーをまるで護っている様に。なら……、スローター系の標的は あの人型邪神が濃厚だろう。……が、もし別の邪神なら……。
「――成る程、ね。そこから先は行ってみて、確認する方が早いかも知れないわね」
感心した様に、僅かに微笑すると、シノンは冷静なコメントを発した。
そして、その直後 工房の奥からリズの声が響いてきた。
「よぉーしっ! 全武器フル回復ぅっ!」
『おつかれさまー!』
労いの言葉を全員で唱和。新品の輝きを取り戻した其々の愛剣、愛刀、愛弓を受け取ると、身に付けた。そして、元・血盟騎士団の2人。アスナとレイナの作戦指揮能力によって、九分割したポーション類を貰い、腰のポーチに収納した。
そして、大体の準備が整った所で、クラインが全員をみて、笑いながら言っていた。
「しっかしよぉ、相
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