第十九話 夏ですその十
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ます。
「上手く書けるかしら」
「先輩なら大丈夫ですよ」
私は本当にそう思いました。先輩ならって。けれど御本人はそうは思ってはおられませんでした。また溜息を出されて言われるのでした。
「だといいけれどね」
「不安なんですか」
「皆が見るのよ、私の字を」
提灯に書くのですからこれは当然です。
「その時何て言われるのか」
「ですか」
「ええ。今から練習しないとね」
「先輩も色々と大変なんですね」
「しかも私三年だし」
絶対に忘れられないことでした。
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