1部分:第一章
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ないわよ」
「入らないって」
「いい?もっと誠意込めて謝りなさいよ」
あらためて彼に対して言うのだった。
「わかったわね。それじゃあ」
「わかったよ。御免なさい」
「だから。そんなのじゃ駄目よ」
しかし景子はさらに言うのだった。
「もっと真面目に謝ることできないの?どういう育ち方したのよ」
「あの、景ちゃん」
その机をひっくり返された女の子の方が戸惑いの声で彼女に言ってきたのだった。
「私別にここまでは」
「いいっていうの!?」
「いいわよ。周子君だって謝ってくれたし」
だからいいというのだった。彼女は。
「別に。それでね」
「あんたがいいっていうのならいいけれど」
景子はそれで引き下がるのだった。しかしそれでも一圭に対して言い続ける。きつい顔をして白い歯まで出してきて右手の人差し指で指し示してである。
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