第四十一話 秋山大尉!ダンスも勝負のうち!!その九
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「きっと素顔も最低な奴よ」
「最低下劣な連中ね」
「兄弟みたいだけれど」
「親御さん達の顔が見たいわね」
「どうやったらあそこまで下衆を育てられるのか」
「一度聞いてみたいわ」
「案外普通の人みたいだけれどね」
真相を知っている瞬はこう言った。
「まあそれでもね」
「あの二人はね」
「そうした連中なのね」
「下衆の極み」
「最低な奴等なのね」
「そうみたいよ、じゃあ今からね」
あらためてだ、瞬は友人達に言った。
「お風呂入りましょう」
「よし、それじゃあ」
「まずは身体洗ってね」
「それからサウナに入って」
「身体奇麗にしましょう」
こう話してだ、そしてだった。
瞬は下着も脱いでだった、それを脱衣場に置いて。そうして友人達と共に風呂に入って心身共に清めたのだった。
ジャスティスカイザーの二人は勝負の日にはもう有馬に来ていた、そして変身した姿のままスーツの上から浴衣を着て有馬の街を闊歩していたが。
「スーツの上から浴衣着るな!」
「何考えてるんだ!」
「おかしいだろ、それ!」
「スーツならスーツのままでいろ!」
「うっせえ、こうした格好普通に特撮であるだろ!」
二人は自分達の格好に文句を言う有馬の人とお客さん達に言い返した。
「だから黙ってろ!」
「モブの分際で主役に文句つけるな!」
「雑魚は雑魚らしくしてろ!」
「俺達の背景になってろ!」
「というか御前等有馬の全ての温泉への出入り禁止だからな」
ここでこう言ったのは有馬に生まれ育っている土産物屋の親父馬場さん(モブです)である。声は保志総一郎だと嬉しい。
「安心しろ」
「へっ、そうかよ」
「また出入り禁止かよ」
「ったくよ、最近何処でもそうだな」
「出入り禁止ばっかり受けてるな俺達」
「そもそもスーツ着て入るな」
温泉にというのだ。
「服を脱いで入れ」
「そうかよ、じゃあな」
「変身解いて入ってやるぜ」
「戦いが終わってからな」
「本来の姿で入ってやるぜ」
「それが終わってからだな」
「吉井怜さんだな」
今回二人が芸術鑑賞をする人だ。
「大人の色香を楽しむか」
「戦いの後で」
「その前に温泉に入って」
「戦いの疲れを癒すか」
「本当に負けてしまえ」
馬場さんの言葉はさながらファイナルファンタジー6でケフカがフィガロ城を攻める時の帝国兵の様に冷酷であった。
「下衆共が」
「その下衆が勝つ姿よく見ておけ」
「それで野々村さんみたいに悔しくて泣き叫べ」
「そういえば野々村さんもここよく来てたってな」
「政治活動費でそう書いてたらしいな」
「あと城崎か」
「あそこにも行ってたらしいな」
真相はあの絶叫で雲散霧消してしまった感じがあるので不明だ。もっとも検察はしっかり
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