第四十一話 秋山大尉!ダンスも勝負のうち!!その八
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瞬を全員で見るとだ、彼女は。
上下共に白だ、ショーツの前のところに小さな赤いリボンがある。胸は意外と大きくだ。下半身の後ろのラインもいい。
その大きな胸と背中から踵までのラインを見てだ、皆は唸って言った。
「お見事」
「小柄でも出てるところは出てるわね」
「それがいいのよ」
「ポイント高いわよ」
「そう?けれどね」
それでもとだ、瞬は白の下着姿のまま言うのだった。
「子供扱いだから」
「そのスタイルで?」
「それで?」
「子供って言われたの」
「それで」
「そうなのよ、だから私自分のスタイルには」
顔を赤くさせてもじもじとした仕草で言う。
「自信がないのよ」
「いいスタイルよ」
「実際にね」
「ただ。童顔だから」
「それのせいね」
童顔だからというのだ。
「子供に思われたのよ」
「身体にタオル巻いたらスタイルわかりにくいし」
「そのせいもあるから」
「間違えられたのよ」
「ううん、童顔は」
どうしてもとだ、また言った瞬だった。
「困るわね」
「いやいや、童顔小柄でそのスタイル」
「それがいいのよ」
「そのギャップがね」
「瞬顔立ちもいいから」
このことは当然のことだ、瞬のモデルになっている悠木碧さんの可愛さは最早戦略兵器レベルだからである。
「ヒロイン合格よ」
「スタイルでもね」
「そのスタイル本当にいけてるわ」
「もうお尻のラインなんてね」
「最高じゃない」
その後ろをだ、女の子全員でまじまじと見ての言葉だ。
「アイドルのグラビアでもお尻大事よ」
「お尻のラインね」
「あれ見せる娘多いから」
「それで男の視線を釘付けにするのよ」
「だから瞬合格よ」
その後ろのラインがというのだ。
「小柄だしね」
「小柄萌えっていう人もいるし」
「瞬平均点高いわよ」
「そのままいけばいいわ」
「スタイル維持して」
「ヒロインの座を確保していくのよ」
「ヒロインね。私そうしたことについては」
どうにもとだ、瞬は下着姿のまま首を傾げさせてこう言った。
「あまりこだわっていないのよ」
「あれ、そうなの」
「例の二人は主役だからって騒いでるけれど」
「戦う時にね」
「いつもそうだけれど」
「瞬は違うのね」
「あの二人はまた下衆過ぎるのよ」
もっと言えば下衆の極みである、作者もそうした下衆な主人公達を強烈に出したくて書いているのがあの二人だ。
「特別ね」
「正体不明だけれどね」
二人の正体は瞬や悪田部以外は知らない、何があってもばれない作品だ。
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