14.限界
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ょっかいを出し、その度に霧島にケツを折檻され、ケツから煙を上げていた。
「ちょっと…大破判定よりキツいし……」
折檻される度にそう言っていたが、その割にケツの痛みがひいたとたん…
「霧島さぁあああん!! 大好きぃいいいいい!!」
と叫びながら霧島に背後から抱きつき、返り討ちに遭っていた。
私はそんな二人を眺めながら、おばあちゃんのお漬物をパリパリと食べた。元々私はお酒はあまり強い方ではない。一杯目の黒霧島だけで、アルコールは充分だ。あとは、この愛すべき二人のやりとりを見ているだけで、この空間は楽しかった。
しかし、私もどこかでタガが外れたらしい。なんとなく、笑いながら鈴谷のケツに平手打ちを連発し、かつ、霧島に紅茶とは何たるかの講義をした覚えがあるのだが、なぜか途中から記憶がなくなっていた。私が辿れる記憶の最後は、ケツを抑えて痙攣している鈴谷と、その横で黒霧島を片手にケラケラ笑っている霧島の姿で終わっており、気がついたら周囲が真っ暗で、私は布団の上で大の字で寝ていた。
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