第2章:異分子の排除
第14話「代表決定戦まで・中」
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のが分かったような顔をしてるな...。)」
...あの女性(おそらく神様)に貰った知識に、奴の言う“原作”を照らし合わせると...なるほど。“原作”でも同じような展開で貰ってるって事か。
「せんせーい!篠咲君達は訓練機なんですか?」
「いや、篠咲達は既に専用機を持っている。」
一人の生徒の質問に千冬が答える。...一応、待機状態のISを俺も秋十君も見せておく。ちなみに俺のはペンダント、秋十君はミサンガの形の待機状態だ。
「..と、言う事は...クラスに専用機持ちが四人!?」
「すごーい!」
俺たちが専用機持ちだと示すと、さらにざわつく。
「それを聞いて安心しましたわ!」
...あ、オルコットが織斑の前に立ってなんか言ってる。
「クラス代表の決定戦!私と貴方では勝負は見えていますけど、さすがに私が専用機、貴方が訓練機では、フェアではありませんものねぇ?」
「(...俺は別に訓練機でもいいけど。)」
というか、俺たちとも戦うの忘れてね?眼中になしか?
「お前も、専用機ってのを持っt―――」
―――スパァアン!
「っつぅ〜....!?」
織斑が何か言おうとした瞬間、オルコットの頭に出席簿が振り下ろされた。
「オルコット、授業中に堂々と立ち歩くな。」
「す、すいません....。」
千冬に注意され、すごすごと戻っていくオルコット。...まぁ、当然だわな。
「....織斑は専用機についてあまり分かってないようだから、授業の一環としてついでに説明してやろう。...山田先生がな。」
「えっ!?わ、私がですか!?」
....千冬の奴、自分がそこまで説明が得意ではないから押し付けたな?
「....篠咲兄。言いたい事があるのならばはっきり言え。」
「言いたい事なんてありませんよー。」
思いっきり感づかれていたので誤魔化す。...相変わらず直感が半端ねえな。
「えっと...専用機というのは、ほとんどの場合が各国の代表候補生に与えられるもので、全世界にも467機しかないISで専用機を持っているという事は...簡単に言えばエリートさんですね。」
とりあえず説明を始める山田先生。...織斑にも分かるように簡単に説明してるな。
「....467機....たったの?」
「ISに使われている“コア”という技術は、一切開示されておらず、現在世界中にある467機のコアは篠ノ之束博士が作成したものなんです。」
また“原作”とやらの展開と違ったのか、織斑は複雑な顔を一瞬見せた。
そんな織斑に気付かずに山田先生は説明を続ける。
「(本当の所は俺と束と千冬のためだ
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