マブラヴ
1208話
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それ程高くはなく、遠距離攻撃の手段も皆無だ。それでいて数だけは多いと、魔法使いとしては戦いやすい相手だと思う」
「……なるほど、ありがとう。だとすれば接近された時の為に最低限身体能力を強化出来る人物が……そうか、そういう意味では魔法使いに拘る必要は……詠春さんの方に話を通してみるか」
なるほど、関西呪術協会に頼るか。
ネギま世界の魔法界で行われた戦いでは、魔法使いの戦いに関西呪術協会の者達が連れてかれた。それが、俺が京都で戦った天ヶ崎千草の両親だったりするんだが、それと同じような事にならないといいんだが。
いや、今回はきちんと報酬を支払って来て貰う。つまり傭兵として契約するんだから、それを理解した上での事になるだろう。
そういう意味では、一応念を押しておいた方がいいか。
「高畑、言うまでもないけど、来たくない奴を強制的にってのはやめてくれよ」
俺の言葉に、高畑が苦笑を浮かべつつ頷く。
「勿論だよ。大体、強制的に連れて来た人が戦闘で役に立つ筈がないだろう?」
「分かってるならいい」
まぁ、麻帆良は何だかんだでお人好しが揃っている。
そんな状況で強制しようものなら、まず間違いなく魔法教師や魔法生徒から反発されるからな。
「ふむ、アクセル。今の話を聞く限りだと、そちらに派遣するのはこちらで手綱を握れるというのであれば、純粋に私達の戦力だけではなくても構わないという事なのか?」
星刻の言葉に頷きを返す。
「そうだ。……ただし、あくまでもさっき言った条件を守れる奴に限る。それを守る事が出来ないのであれば、こちらとしても対応を考えざるを得ない」
「……ふむ。例えば、黒の騎士団やブリタニア軍の派遣というのは難しいか?」
星刻の口から出て来たのは、予想外の言葉。
なるほど、確かに黒の騎士団にしろ、ブリタニア軍にしろ、数と質は揃っている。
だが……
「手綱を握る事が出来るのか? ハイヴの中からBETAを連れていったり、G元素を無断で持ち去ったり、それ以外にも何かを持って帰られたりしたら困るぞ? ブリタニアの方はともかく、黒の騎士団はゼロがいる」
まぁ、星刻はルルーシュの頭脳とスザクの身体能力を持っていると言われていた人物だ。何とかしようと思えば出来るのかもしれないな。
特に今の星刻は病気という最大の不安要素は既に解決されており、更には他の世界との交流でより柔軟な発想になっている。
個人としての能力で考えれば、ギアス世界で星刻以上の者はいないだろう。
シャドウミラーに所属しているコーネリア達は別だが。
「勿論だ。黒の騎士団にしても、シャドウミラーの技術力については分かっている筈だ。何かを持ち出そうとしても、すぐに判明すると言われれば余計な真似はしないだろ
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