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転生とらぶる
マブラヴ
1208話
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思ってくれ」

 その言葉に、会議に出ている者達が小さくだが動揺し、息を呑む。
 向こうにしても、俺達がここまで強硬な姿勢を示すとは思っていなかったのだろう。
 俺としても、この会議に出ている者達は全員が信用も信頼も出来る相手だと思ってはいる。
 だが、当然火星に対する援軍となれば、相応の人数が必要になる。
 つまり、その中に何らかの良からぬ考えを抱いている者がいないとも限らない訳だ。
 シャドウミラーの技術力に追いつく為、俺達が欲しているG元素をこっそり奪って持っていくとか、そういう風に。
 ……一般的に考えると、この中で一番危ないのはフォルカだろう。
 正確には修羅と言うべきか。
 あいつ等は基本的にヒャッハー系の奴が揃っている為に、上からの命令に対してきちんと従わないという可能性もある。
 ただし、それが修羅王からの命令であれば話は別だが。
 修羅は確かにヒャッハー系で、上司の命令も無視する時があるが、それでも修羅王からの命令となれば話は別だ。
 命を懸けてまでその命令に従おうとするだろうというのは、OGs世界でバルトール事件から始まった一連の事件、いわゆるOG外伝の話できちんと理解している。
 寧ろ修羅王という要素を考えれば、この中で最も信頼出来る相手だと言えるだろう。

「勿論、お前達がそこまで馬鹿な真似をするとは思っていない。ただ、今回派遣して貰おうと思っているのは、出来るだけ多くの戦力となっている。その中には当然お前達と敵対している相手もいるだろうから、そういう奴等は入れないで欲しい。……絶対とまで言ってしまえばそっちも戦力を用意するのが難しくなるだろうから、お前達の世界で上手くコントロール出来る限り、とさせて貰うが」
「いいかな、アクセル君。ああ、いや。アクセル代表」

 俺の言葉を聞いていた高畑の言葉に、頷きを返す。

「他の世界であれば、アクセル代表が兵力の派遣を要求するのも分かる。だが、知っての通り僕達の世界は基本的には生身での戦いが主となっている。そんな僕達が兵力を派遣したとして、役に立つのかどうか」
「その心配は理解している。魔法使いに倒して貰うのは、BETAの小型種……いわゆる、兵士級、闘士級、それと出来れば戦車級の予定だ」
「……なるほど。その3つは確か高さが3m以下だったと思うけど」

 確認するように尋ねてくる高畑の言葉に応えたのは、俺の隣に座っているコーネリアだった。

「そうだ。普通の兵士であれば生身で小型のBETAと戦うのは難しいだろうが、生身でも高い戦闘力を持っているネギま世界の魔法使いであれば、それも可能だと判断した。逆に言えば、ネギま世界で魔法使いを派遣してくれるというのであれば、最低限そのくらいの実力は必要になるだろう。……もっとも、小型のBETAは基本的に
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