暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
第25話「再会」
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       =優輝side=



  四人で楽しく朝食を取り、着替えも終わった頃...。

     ―――ピンポーン

「お、士郎さんかな?」

  インターホンが鳴り、僕はそれに応じる。

「おはよう。優輝君。」

「おはようございます。」

  案の定士郎さんだったので、軽く挨拶を交わす。

「はいこれ。優輝君と緋雪ちゃんの分のお弁当だよ。」

「ありがとうございます。」

  花の模様の入った赤色と青色の風呂敷に包まれた弁当箱を渡される。

「じゃあ、僕はまだ店で用事があるから...昼頃には手が空くようにするよ。」

「忙しい所を態々すみません...。....それと、家族がもう一人増えたんですが...。」

「えっ?そうなのかい?...まぁ、詳しい事情はまた後日に聞くよ。」

  どうやら、薔薇姫さんが増えた事も許容してくれるみたいだ。
  ...器広すぎないか?この人。

「じゃあね。」

「お弁当、ありがとうございました。」

  帰っていく士郎さんを見送る。

「...さて、僕も学校に行く準備を整えなきゃ。」

  歯磨きとか、まだ終わってないしな。





「お兄ちゃん!お弁当は!?」

「はいこれ緋雪の!」

  赤い方のお弁当を渡す。

「久しぶりにテレビ見てたら時間がー!」

「僕も同じようなものだったから何も言えない...!」

  後、かやのひめ達に電子機器の説明もしてたし、時間が...!

「いってきます!かやのひめ!薔薇姫さん!くれぐれも不用意に外に出ないでね!」

「分かってるわよ!」

  僕達は急いで学校へ向かった。...復帰早々遅刻しそうになるなんて...!





「...そう思ってたけど、急げば何とかなったな。」

「身体能力上がってたの忘れてたよ。」

  緋雪はもとより、僕も昨日の戦いで体がさらに鍛えられて...というか、リミッターが外れた感じ?になって溢れる身体能力で簡単に間に合った。

「(...ステータスにあった止まらぬ歩み(パッシブ・エボリューション)が関係してるのか?)」

  パッシブの意味が英語そのままではなく、ゲームとかにあるパッシブスキルとかと同じ意味であるならば...。エボリューションは進化...つまり、常時進化し続けてるという意味になるのかもしれない。
  以前は成長限界なしだと思っていたが、これは常に成長し続けるというのが本当の効果なのか...?...まぁ、憶測にすぎないが。

「じゃ、お兄ちゃん、また休み時間にでも。」

「おう。またな。」

  二階の階段で緋雪と別れ、僕も教室へ急ぐ。

「おはよう。」
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