第1章:平穏にさよなら
第25話「再会」
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生命融合型ユニゾンデバイス”....それが今の私みたい。」
「まさか....あのロストロギアが!?」
ユニゾンデバイスという単語に、優輝が反応する。
「ロストロギア...って言うのはよく知らないけど、“フュージョンシード”による効果で、勾玉がユニゾンデバイスになったの。...管制人格はいなかったけどね。」
「...そこまでは既に聞いてあるけど...。」
私も全て理解できないながらも全部聞いた。...だけど、それよりもどうして薔薇姫がそこまで知っているのかが、気になった。
「.....そのフュージョンシードに惹かれたからかは分からないけど、幽世に還るはずだった私の魂が管制人格として勾玉に入ったって訳だよ。」
「...まさか、薔薇姫さんが目を覚ましたからフュージョンシードが正しくユニゾンデバイスとして機能するようになったってこと?」
「その通り!」
半分ほど、私には理解できなかったけど、とにかく薔薇姫は助かったって事でいいのよね?
「.....けど、どうして薔薇姫さんはそこまで詳しいんだ?」
「ユニゾンデバイスになった際に、最適化させられてね?その時にデバイスとしての知識を埋め込まれたって感じ。生命融合型とあって、知識が埋め込まれる時ちょっと気持ち悪かったけど。」
「なるほど....。」
...つまり、薔薇姫の魔法関連の知識が増えてるのは、デバイスになったから?
「もちろん、デバイスとしてのマスターはかやちゃんだよ!」
「わ、私?...私、魔力なんて持ってないけど...。」
魔法に関する知識も、あの数日で少しは蓄えた。
だから、魔力もなしにデバイスなんて持ってても意味ない気が...。
「....このフュージョンシードって、結構凄いよ。私が管制人格だからか、かやちゃんの勾玉と融合したからか、ちゃんとこっちの魔力と霊力で扱えるようになってるの。」
「.....さすがはロストロギアと言うべきか....。」
どうやら、私でも扱えるようになってるらしい。
「...クロノにどうやって知らせようか...。」
「確かに....。」
優輝と緋雪は納得したものの、管理局にこの事を伝えるか悩んでいるようだ。
「あ、ちなみに、今はいつもの姿だけど、こうやって....。」
薔薇姫はそう言って一度光に包まれて...。
「小さくなったり、後、勾玉の姿にもなれるよ!」
可愛らしい感じに小さくなった薔薇姫がそう言う。
「まぁ、いつもは勾玉か、普通の姿でいるよ。」
「そうなの...。」
疑問のほとんどが解けて、また目頭が熱くなってくる。
「....さて、一人増えたけど、まぁ、
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