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ぶそうぐらし!
第12話「えんそく」
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起きた気配がし、ドアの前まで誰かが来る。

「無事か!?」

「あ、あなたは!?助けに来てくれたんですか!?」

  窓からパールホワイトのショートカットに青色の瞳を持った学校の制服を着た少女がそう言う。...うちの学校の生徒か...!

「ああ!君一人か...?」

「は、はい....。」

「ちょっと待ってくれ...。...よし、大丈夫だ。今なら外に出れる。」

  まだ辺りに奴らがいない事を確認し、そう言う。

「外はまだまだ奴らで溢れている。音は立てないようにな。」

「は、はい。」

  そぉっとダンボール箱をどけていき、ドアが開かれる。

「向こうに仲間がいる。早く合流しよう。」

「わかりました。」

  急いでその場を離れる。

「(よかった。生存者がいた....!)」

  誰かを助けれた事に、俺は内心結構喜んでいた。

「(だが、一人だけか...。)」

  避難生活の形跡があった事から、それなりの人数が生活していたのだろう。
  ...それだけが気がかりだった。






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