第12話「えんそく」
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。
「.....ん?」
「どうした?」
「いや...。」
何か、今走って行ったような...。
「(....ここはペットショップもあったな。....だとすると...。)」
ペットがゾンビ化していたら危険すぎる。
...俺なら対処もできるし危険性が低いから、一度見に行っておくか。
「すまん、俺、ちょっと用ができたから行ってくる。皆は階段付近で待っててくれ。」
「えっ、遼君.....分かったわ。」
「めぐねえ!?いいのか!?」
先生は俺の表情を見て何か察したのか、皆を連れて行く。
「な〜に、すぐ戻るさ。」
「おい、よりによってよくある死亡フラグなセリフを言うな。」
「ははは。すまんすまん。」
ともかく、さっさと確認しておいた方がいい。
「...ここか...。」
ペットショップに入る。...ここに来るまで、微かに人間でも奴らでもない足音が聞こえた。何かいるのは確定だろう。
「....死んでいる....。」
ペットのいる檻を見ると、何匹もの動物が死んでいた。...パンデミックが起きてからしばらく経っているからな。餌がなくて死んでしまったのか。
「....だが...。」
一部のペットの檻が壊されている。...音に反応する奴らの事だ。吠えていた犬などに噛みつきにいった際、壊したのだろう。
「..........。」
ガァアン!
そこら辺にあった柱に同じくそこら辺にあった鉄の棒を思いっきりぶつける。
....危険な事だが、これでゾンビ化したペットがここにいるのかが分かる。
「.....いない、か。」
現れたのはほんの数体の奴らだけ、ペットはいなかった。
「モール外に行ったのか、遠い所を徘徊しているのか...まぁ、こいつらは倒しておくか。」
さくっと倒す。足払いでこかして血で汚れないようにそこら辺の物を乗せてその上から踏みつぶす。...グロイ。
「....うん?」
またさっきの足音が聞こえる。
「...こっちか。」
ペット用の食料がある場所へと向かう。
「...いた....。」
小さな動物が何か...ペット用の食料を漁っている。...ゾンビはあんな動きしないしまだ生きているみたいだな。
「...ほっ。」
「わうっ!?」
後ろから抱えるように捕まえる。...子犬か。
「わん!わん!」
「ちょっと大人しくしてろ...!」
すかさず全身を確認する。傷は....ない、な。
「...よし、もういいぞ。」
「わうぅ.....。」
俺を警戒す
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