マブラヴ
1207話
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るビル。
SPの方も、何故か興味津々な様子で俺の方へと視線を向けている。
おい、SP……いいのか、それで。
そうも思ったが、まぁ、俺がいる時点で刃を突きつけられているのと同じような状態だしな。
そんな風に考えながら、首を横に振る。
「俺が知ってる限りだと、アメリカの英雄……サーヴァントってのはいないな。そもそも、アーサー王、クー・フーリン、ヘラクレスのように、伝説的な人物がサーヴァントになる。そういう意味だと、アメリカは厳しいだろうな」
移民して出来たのがアメリカである以上、どうしてもそっち系は弱い。
インディアンとかの先住民族とかで有名な人物がいれば、あるいは?
そうも思うが、俺自身がそっち方面にはそれ程詳しくないしな。
あ、でも佐々木小次郎がアサシンとして呼ばれたって事は、その時代のアメリカの有名人がサーヴァントとして呼び出される可能性はあるのか。
「むぅ、そうか。……残念だ」
SPの方もビルの言葉に残念そうに頷く。
有名人としては、ビリー・ザ・キッドとか? いや、あれは空想上の人物だったか?
それとも実在の人物だったか……
銃を使うとなると、アーチャーか。
ただ、銃が英霊に効果があるとは思えないんだが。
いや、サーヴァントになっているとなると、銃弾にも魔力が宿るのか?
宝具と化したニーズヘッグが魔力を纏ったかのように。
そんな感じで、ああでもない、こうでもないと、俺とビル、それとSPの面々はサーヴァントやアメリカの英雄についての話を重ねていた。
この日から数日後、国連会議の場でシャドウミラーが火星のハイヴ攻略をする事を改めて認める決議がされる。
俺が帰ってきた以上、ソ連も反対はしないし、出来なかったらしい。
それでも某国はごねようとしたらしいが……大東亜連合の他の国に抑えこまれたとか何とか。
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