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IS〜もしもの世界
41話
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やらの声援で叫び楯無はテヘッとジェスチャーをかまし、俺と一夏はただただ目頭を抑えると言うなんともいえない状況。だがそんなことは御構い無しにどんどん進み俺は簪さんを捕まえつつ第四アリーナで準備をする。

そして戦略を立てようとしたその瞬間

ーズドォォォォン!

突然自身が起きたかのような揺れに襲われ、自分は平気だったが簪さんが倒れそうだったので慌てて抱える。

「っとと。大丈夫か?」

「う、うん。それより今のは?」

と状況確認をするためにISを起動。一夏らにチャネルを開くよう掛けつつそこから逆探知、各々の視界などからデータ化した情報で敵を確認する。と、

「っ??なんだ・・・これ、多すぎる!」

異常とも呼べる敵の数。軽く10体は確認できる。
と、すると俺の取るべき行動はー

「簪!ISを起動して楯無の所へ!早く!」

「う、うん。でも泰人は?」

「俺は生徒の避難の援護をする!・・・危なくなったら逃げろ。いいな?」

「うん。・・・気をつけてね?」


豹変した俺の言動に戸惑いつつもその場を離れる簪さんだが見えなくなるまでこっちを振り向いていた。

「さて、・・・行くか!」

ISを展開。ワンオフの能力の発動と、同時に体内による発電を最大まで上げ。身体強化も最大に、そのまま敵まで一直線に駆けた。

「・・・いきなり正念場だが」

敵は鈴と一夏の時のゴーレムだが黒いマネキンのような禍々しい殺意に満ちていた。

「・・・織斑先生。聞こえますか?」

「・・・何だ?枢木か!」

「はい。時間が無いんで一言。今から生徒達の周りに斥力バリアを展開するんで5分で避難させてください」

「・・・わかった。だが危なかったら退けよ。いいな?」

「了解。死ぬまで守ります」

「・・!おいくるるっ」

言い終わらない内にチャネルを切る。そして体内の電力をエネルギーに変換、特殊な磁場を発生させ、敵の攻撃を弾く見えない盾を周りに張る。武器名は「雷神の羽衣」
そして残った電力で光学迷彩を施す。装備名「ステルス迷彩改」ちなみに熱迷彩も搭載されている。

「・・・」

敵は勘違いしてくれるのか生徒には目もくれず俺を探す。ざっと5体か。と冷静に見つつ、二対の超振動刀を抜く。そのまま固まっている二体の背後に移動し首を薙ぐ。他の三体はすぐに距離をとり、切り捨てられた二体は気付かずに爆散。俺はこれからの死闘に身を震わすように、みんなを鼓舞するように、

「さぁて、いっちょ頑張りますか!」


そう言うと同時に決死の撤退戦が始まった。
















ー5分ー


「・・・・」

「っがああああっ!」

現状は
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