第7章 大魔闘演武編
MPF
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少しして・・・
『えー、協議の結果、
残り7チームにも順位をつけないといけないということになりましたので、
些か味気無いのですが、簡単なゲームを用意しました。』
どうやら残りのチームの為に別の競技を出したようだ。
マトー君がそのチームの元へやってくる。
「魔力測定器、MPF。」
マトー君の後ろにボール状の魔水晶がついた機械の様なモノが現れた。
「この装置に魔力をぶつけることで魔力が数値として表示されます。
各チーム2名の数値の合計が高い順に順位をつけようと思います。」
マトー君がそう説明をする。
「純粋な力比べか・・・これはちょっと分が悪いかな。」
「頭脳派のヒビキ先輩には厳しいです。ここは俺が何とかしないと。」
ヒビキさんとシンさんがそんな話をする。
「ところでカナさん?今日の夜ってヒマ?」
「ん〜?」
ヒビキさんはお酒の入っている瓶に口をつけているカナさんに話しかけた。
「ヒマだけど・・・もう・・・一樽くらいしか入らないかも。」
「飲みすぎだよ。」
「・・・っていうレベルじゃねーけどな!!」
「何であんなに飲めるんだ・・・・・・。」
「アハハハ。」
ヒビキさんとカナさんの会話に四つ首の仔犬の2人がツッコミを入れた。
シャンディーはわざとらしい笑い方をしている。
「(というか・・・何でそんなに飲めるんですか・・・・・・。)」
俺は遠くから見て、心の中でそう思う。
あ、ガジルさん達が呆れている。ジュビアさんが大声で言っているのに・・・
あれは大丈夫か・・・・・・?
「挑戦する順番は先程の通りでカボ。」
「じゃあ私達からだね!!」
「ええ。やりましょう、ミリアーナ。」
最初は人魚の踵のミリアーナさんとパープルさんからだ。
「先にやるね!」
「いいわ。」
ミリアーナさんが先にやるようだ。
「キトゥンブラスト!!」
ミリアーナさんの手からチューブのようなモノが放たれた。
ドカァン!
そのチューブはMPFに直撃した。そして数値が出た。
ピピッ 365
ミリアーナさんの数値を見て観客は騒ぎ出す。
『比べる数値がないと、この数値が高いかどうかわかりませんね。』
『ウム。』
確かにその通りである。観客もそれで騒いでいるのだ。
『この装置は我々ルーンナイトの訓練にも導入されています。この数値は高いですよ。
部
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