第7章 大魔闘演武編
MPF
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
俺は戦いの中で、1匹小さなモンスターがいる事に気づく。
恐らくこいつで最後である。
「ギロ!」
パァ!!!
そのモンスターの目から赤色の光を放れ、
本来の姿になって、エルザさんに襲い掛かろうとしていた。
妖精の球で防ぎ、最後に一緒に止めを刺した。
「・・・と、こんな感じでしたけど・・・」
「それ・・・モンスターを倒すのが速過ぎたせいで・・・
アンタの活躍、見れなかったよ・・・。」
「・・・え。」
確か魔水晶ビジョンでこっちの方の映像が見れるけど・・・つまり・・・
「殆どエルザさんしか見れなかったって事・・・・・・?」
「・・・うん。」
「・・・そりゃないぜ・・・・・・。」
ちょっと俺は、ショックを受けるのだった。
「ドンマーイ、コージ!」
「でもやっぱり、かなわないねえ。」
シャンディーとカナさんがそう言う。
「エルちゃんやっぱり最強だねー!」
「あの坊やの方も、見たかったわ。」
人魚の踵のミリアーナさんとパープルさんがそう言う。
「さすが一夜さんの彼女・・・」
「そうなのですか!?」
ヒビキさん、それ違います・・・・・・シンさんも真に受けないで・・・・・・。
「あれを見せつけられた後に、命知らずなボケをかますね。」
「ワイルドォ・・・。」
ヒビキさんの言葉に四つ首の仔犬の2人がそう言う。
「あの坊主の方も見たかったが・・・エルザって奴もなかなかやるな。」
「うむ。見事だ。」
ニスイさんとジュラさんがそう言う。
「気に入らねえな。」
「・・・・・・油断・・・ならん・・・。」
今度は剣咬の虎の2人がそう言う。
「「・・・・・・・・・。」」
何も言わない大鷲の尻尾の2人。
「見ろ。」
「・・・!」
俺はエルザさんの視線の方を見る。
「さっすがエルザー!!」
「やったー!!」
「コージも、見れなかったけど、よく頑張ったぞー!!」
「カッコよすぎー!」
「好きだー!!」
ギルドのみんなの声が聞こえてくる。
「「・・・。」」
俺とエルザさんは少し笑って、拳を仲間に向けて、ポーズをとった。
『伏魔殿完全制圧!!!!
|妖精の尻尾フェアリーテイルA、10ポイント獲得!!!!』
初日での失態はここでカバーしたぜ!!!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ