予想外
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いたがまさかジュラと渡り合えるとは思っていなかったからである。
「ラクサス」
「これほどの強さとは思っていなかった、という顔ですね」
「む」
驚いているのは観客だけではなく、ラクサスの祖父であるマカロフも一緒だ。マカロフはメイビスに図星を突かれ、何も言えなくなってしまう。
「皆成長するのです。これからを担う若者たちは」
メイビスはラクサスがジュラと渡り合えるとどこかで感じていたらしく、冷静にそう言う。
「うおおおおおおっ!!」
地面を殴り、コンクリートを伝って雷がジュラへと向かっていく。
「これは・・・たまげたわい」
広範囲に広がる雷がジュラを飲み込む。ジュラに全力で終始挑んでいるラクサスは大きく息を乱している。対するジュラもラクサスの攻撃に徐々に体力を削られ、片膝に手をつき苦しそうな姿勢になっている。
「この数年で、ここまでたぎったことはなかったのぉ」
ジュラは現在聖十大魔導の序列5位を獲得している。つまりこの大陸で5本の指に入る実力者ということだ。そうなると彼とまともに渡り合えるものは数が限られており、ここしばらくの間彼の中では血がたぎるほどの相手はいなかったのだ。しかし、今目の前にいるラクサスは一味違う。力はもちろんのこと絶対に負けないと思う強い精神力がある。ジュラはそれを感じ、興奮しているのだ。
「噂通りの化けもんだぜ、あんた」
ラクサスは自分の雷をもろに喰らったにも関わらず、ほとんどダメージを受けた様子もなく立っているこの男にそう言う他なかった。
「こういう時・・・なんて言うんだっけかな・・・ナツ・・・」
彼は目の前の強敵とぶつかり合ううちに、いつも仲間であるナツの口癖が頭をよぎっていた。彼はその言葉を思い出すと、拳を強く握りしめる。
「燃えてきたぜ」
どれだけ強い相手にも絶対に怯まず、逆にその状況を楽しんでいるナツの言葉。それを口にした時、彼の表情にも笑顔が滲み出ていた。
「来い!!どちらかが果てるまで、戦おうぞ!!」
それに対しジュラも応えるようにそう言う。2つのギルドの想いを背負った男たちが火花を散らす。
「いくぜリオン!!」
「来い!!グレイ!!」
ラクサスとジュラと同じように、こちらでも妖精対蛇姫の戦いが行われようとしていた。
「アイスメイク・・・氷撃の鎚!!」
巨大な氷の槍と槌を合わせたような武器を作り出して目の前の青年を押し潰そうとするグレイ。リオンはそれに対抗するように両手を合わせて造形を始める。
「アイスメイク・・・大猿!!」
リオンはグレイの鎚に負けず劣らずの巨大な猿
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