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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
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 姿が掻き消えんばかりな超高速の二刀流でまず右足が、地を揺るがすと言っても過言ではない剛力の迫撃で左足が、それぞれ前方へ投げ出され見っとも無い隙を晒す。


「シュッ……!」


 黒い靄を纏った鎖鎌を悠々振りまわして乱れ切りしたかと思えば、セツナはそのまま大鎌モードに移行して大きく飛び上がる。

 それと同時にニヒトが、片方の足に集中して弾丸を撃ち込む。


「セェェッ!」
「……壊れな!」


 両足が無様に転がっていくのは、ほぼ同時だった。

 全員の顔に笑みが浮かび……仕上げとばかりに全員で突貫していく。


「セアアァァッ!!」


 マフラーをたなびかせながら、セツナが一番に迫る。
 猛回転しながら“赤い線の濃く残る”胴体を三度切り裂き、鋼鉄の巨体を飛び越す。


「ふん!!」


 何処まで驚かせれば気が住むのか……度重なる銃撃で亀裂を入れ、今度は大型拳銃の側面を揃えて『剣』に変形させたニヒトが、邪魔な砲塔を切り裂いていく。


「……こうしてと……オラぁ!!」


 刀と鞘刀での二連撃から、リュウは鞘銃で発砲しスライディング。
 滑りながらもう片方の砲塔を斬り落とす最中、“何か”を背中部分に落としていく。

 そこで二人とも息ぴったりに飛び退いた。


「あっはぁ!!」
「……も一つオマケ、ってな?」


 お決まりの高笑いを決めてアマリの斧が爆撃を巻き起こし、リュウがニヤリ笑えば仕掛けて居た罠に引火してより派手に大爆発。
 哀れなロボを、上空へ巻きあげていく。


 情けない位ブンブン振り回され、宙を舞う鋼の向かう先は……セツナ。

 頭上で鎌を回転させ、頬笑みに似合わぬ眼光で睨み据える。


 そして落下するロボットから目線を外した瞬間――――




「終わりです……」


 そんな一言と共に、ロボットの胴体に刻まれたライン目掛けて一閃。

 豆腐か何かと見紛うほどきれいにロボットは両断され、セツナを避けて地に落ちていく。



 そして彼女のバックで……清々しいまでの大爆発を巻き起こした。















 貨物列車とは言えどれだけ列車に被害が出たのか、高速道路上で跳ねまわった車から見てどれがけ犠牲者が出たのか。

 見当もつかない大事件に巻き込まれ、何とか解決したリュウ、アマリ、セツナ、ニヒトの四人は今―――




「やー今回のクエストも何とかなったですねー」
「……お前、結構俺の事巻き添えにしてたけどな……」
「なに、終わり良ければすべてよしっス、リュウ」
「あそこでストーリークエストが終わるのは、正直勿体なさすぎ
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