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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
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されるセツナとニヒトが周囲を見やれば、柱も道路も崩壊しており、今迄の大事故に鑑みれば寧ろコレが妥当な結果といえる。
実弾系なら未だしも、謎エネルギーの弾丸にレーザーが尽く飛び交っていたのだから。
周囲でコンクリート塊が落下し、街灯もオブジェも漏れなく落ち行くその崩れ方たるや、ド派手な銃撃に相応しいド派手さだった。
「安全に着地できるっすかねぇ!?」
「やり方次第です! まずは何とか武器を構えて―――――あっ」
「えっ?」
またもや唐突なセツナの呆け文句にニヒトも気を取られ、思わず下を見てみればそこにはリュウとアマリの姿が。
破片等の所為で列車の速度が落ちた事と、各謎に思うセツナ達自身も落下と同時に吹き飛んでいる事から、ちょうどこの位置に来てしまったのだろう。
だが問題は其処ではない。
一番の問題は―――――
「アマリさんの武器、光ってません?」
「あー、多分『高威力魔力弾』詰め込んだんっスねぇ」
暴風+崩壊音+焦って大いに構わない状況にもかかわらず、二人の声は至極平坦だ。
にも拘らず、互いに良く通り齟齬無く耳まで届いている。
そして視界に広がるカーブという地形に、ロボットがそこへ背を向けて居ると言う事実。
だからこそ見間違いも、判断違いも出来ない状況の中……トドメを刺した聞き間違えようのないニヒトの言葉で、セツナの顔が冷静な顔から真顔にまで一瞬で変化する。
「と言う事はもしかして?」
「……い、いや若しかしなくて―――」
“ズグゥァアアアアアァァァァァァァッ!!!”
言い切る前に眼下が大爆発。
貨物列車はいっそ気持ちい位に脱線し、ロボットも勢いよく転がっていく。
セツナとニヒトもまた、爆風で二度目のふっとばしを喰らう。
ニヒトの顔はもうやる気マイナスまで落ち込んでいる上に、セツナに至っては真顔で固定されたままピクリとも動かない。
「―――ぅぉぉぉおおおわあああっ!?」
「―――ぃぃゃっほーーーーー」
が、車両が爆ぜたからだろう……よく見ればリュウも、そして当のアマリでさえ一緒に吹き飛び、彼女等の傍まで飛びあがっていた。
これも、一種の自業自得だろうか。
「お空飛んでるですよー、ぴゅんぴゅーん」
「ブッ飛んでるんだよ!? このままトマトな運命とか嫌だぁああっ!!」
「やっぱりこうなってしまうのですか……チャレンジ料理をお兄様に振舞った罰ですか……?」
「ちょ、あんたら阿呆やってないで着地っス! 着地!!」
一名を覗き、皆が皆に間の抜けた事を言いながらも、しっかり武器を握り、周りを目で見渡している。
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