暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
[7/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
されるセツナとニヒトが周囲を見やれば、柱も道路も崩壊しており、今迄の大事故に鑑みれば寧ろコレが妥当な結果といえる。
実弾系なら未だしも、謎エネルギーの弾丸にレーザーが尽く飛び交っていたのだから。


 周囲でコンクリート塊が落下し、街灯もオブジェも漏れなく落ち行くその崩れ方たるや、ド派手な銃撃に相応しいド派手さだった。


「安全に着地できるっすかねぇ!?」
「やり方次第です! まずは何とか武器を構えて―――――あっ」
「えっ?」


 またもや唐突なセツナの呆け文句にニヒトも気を取られ、思わず下を見てみればそこにはリュウとアマリの姿が。

 破片等の所為で列車の速度が落ちた事と、各謎に思うセツナ達自身も落下と同時に吹き飛んでいる事から、ちょうどこの位置に来てしまったのだろう。


 だが問題は其処ではない。


 一番の問題は―――――


「アマリさんの武器、光ってません?」
「あー、多分『高威力魔力弾』詰め込んだんっスねぇ」


 暴風+崩壊音+焦って大いに構わない状況にもかかわらず、二人の声は至極平坦だ。
 にも拘らず、互いに良く通り齟齬無く耳まで届いている。

 そして視界に広がるカーブという地形に、ロボットがそこへ背を向けて居ると言う事実。


 だからこそ見間違いも、判断違いも出来ない状況の中……トドメを刺した聞き間違えようのないニヒトの言葉で、セツナの顔が冷静な顔から真顔にまで一瞬で変化する。
 

「と言う事はもしかして?」
「……い、いや若しかしなくて―――」



“ズグゥァアアアアアァァァァァァァッ!!!”


 言い切る前に眼下が大爆発。

 貨物列車はいっそ気持ちい位に脱線し、ロボットも勢いよく転がっていく。
 セツナとニヒトもまた、爆風で二度目のふっとばしを喰らう。

 ニヒトの顔はもうやる気マイナスまで落ち込んでいる上に、セツナに至っては真顔で固定されたままピクリとも動かない。
 

「―――ぅぉぉぉおおおわあああっ!?」
「―――ぃぃゃっほーーーーー」


 が、車両が爆ぜたからだろう……よく見ればリュウも、そして当のアマリでさえ一緒に吹き飛び、彼女等の傍まで飛びあがっていた。


 これも、一種の自業自得だろうか。


「お空飛んでるですよー、ぴゅんぴゅーん」
「ブッ飛んでるんだよ!? このままトマトな運命とか嫌だぁああっ!!」
「やっぱりこうなってしまうのですか……チャレンジ料理をお兄様に振舞った罰ですか……?」
「ちょ、あんたら阿呆やってないで着地っス! 着地!!」


 一名を覗き、皆が皆に間の抜けた事を言いながらも、しっかり武器を握り、周りを目で見渡している。


 まず最
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ