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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
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んなやり取りをしながら、彼は鞘を腰へ付けポーチ内へ左手を伸ばし、何やら探り始めた。


[“ギュオオオオン”!!]
「あっはぁ!」


 その間にもアマリとロボが打ち合う。


[“グオオオオァァァァッ!!”]
「あっはぁっ!!」


 叩いて、叩き合う。


[“ギィイイイィィィィイイ!!!”]
「あーっはぁっ!!」


 殴って、殴って、殴り合う。
 超重量級の鉄塊が、縦に横にと暴れ狂う。


[“ギュウウウゥゥゥウ!!]
「はいやーっ」

「ちょ、まっ、あぶっ……!」

[“ドオオォォォッ!!”]
「あっはー!!」

「ぬぉおっ!? バカか! 向き考えろ向き!!」


 ……そしてがっつりリュウも巻き込まれる。

 誘導も出来るし攻撃方向は変えられるのだし、激甚抱くも妥当だとも言えるが……同時にこんな状況でむちゃを言うな、と言う理不尽も混ざってしまい、結果プラマイゼロまで落ち込んでいる。
 そんな不毛な口論を呼びそうな怒鳴り声を上げてなお、ちゃっかりアイテム取り出して何やら工作してたリュウはバックステップで下がっていき、


「アマリ! ぶっ叩け!!」
「りょーかいですー――――――っとぉ……あっはぁ!!」


 リュウの指示と共に飛び出した瞬間……アマリの瞳が『紅色の獣目』に変わったかと思えば、爆発を伴い今まで以上の金剛力を発揮し、鋼の巨体をもっとも単純な力技で押し返した。

 思わぬ特大のインパクトでロボットの体勢が崩れる物の、やはり一筋縄ではいかず車両の端を掴んでくる。
 カーブに差し掛かった勢いで振り回されるのも厭わず、此処が撃ち時とばかりに砲塔を向けてきた。


「狙い通りだ、どうも有難うな?」


 ―――直後にロボットの両手が爆発。

 どうも先に『爆弾』を仕掛けて居たらしいリュウは、口角を釣り上げ皮肉たっぷりに告げた。


[“ドドドドドドドォォォッッ!!”]


 が、何とロボットは転がったままに、無茶苦茶な発砲をしてきたのだ。


「ってマジか――――うぉぉおおおっ!?」
「あはー……危ないですねー。またまた出番ですよ、《でぃーちゃん》」


 慌ててリュウはアマリの形をつかみ側転して、盾代わりにと構えられた斧の後ろに二人で隠れる。

 そんな事お構いなしにロボットは乱射を続け、実弾に魔法の様な弾丸にレーザーにと、最早周囲は何でもありな射出物の雨霰だ。

 と―――――


「……そういえばこれって、全方位にヤバ気ですよ? セツナ様達どうなってるです?」
「あ」









「わ、ちょ、うおおおぉぉぉぉっ!!?」
「喚かないでください! 五月蠅いです!
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