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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
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ますから」


 ファミリーレストランで休息を取っていた。

 殺してしまった人間の数や、被害の確認などを、当事者たちが行っなわず寛いでいて良いのか?


 ―――実は良いのだ。


「しっかし、コレがリアルじゃなくてで良かったよな。現実ならどれだけ被害が広がるか、分かった物じゃねえし」
「意外と変な箇所でリアルですよね。このVRMMO『Non-standard(ノンスタンデッド) arm's(アームズ)』は」


 なぜなら彼等が言った様に、この奇妙な世界は現実の物ではなく、ヴァーチャルリアリティ技術を用いて稼働する娯楽……一種の“ゲーム”であるのだから。

 だから敵であったテロリストたちも現実には生きて居らず、跳ね飛んでいた車にも人は乗って居ない、現実には存在しない0と1で作られたデータ。

 彼等が躊躇いも無く武器を振う理由や、トンデモない構造の武器群が存在出来る理由、そして数々の謎言語の正体は、此処にあったのだ。


 テーブルの上に置いてある各人の飲み物(リュウがLサイズコーラ、アマリがストロベリーシェイク、ニヒトがジンジャーエール、セツナがミルクティー)は勿論用意されている。
 他にもみんなでつまむ為にと、オニオンフライにチョコが掛ったフライドポテト、ビーフジャーキー(の様な何か)すらも置いてあった。


 暫く己々でほっと一息つく中……リュウがさて、と言った感じできりだしてきた。


「で、この四人で《トーナメント》に登録するのか?」
「それがいいと思うっスよ? オレぁ、このチーム好きだし」
「お兄様に勝る殿方は居ませんが……友人としてなら私としても、とても好意を抱けます」
「というか、もう登録しちゃったです」
「「「は?」」」


 三人がそろってアマリの持つタブレットを覗き込む。

 そこにはチーム名とチームメンバーが既に入力されており、最後のOKボタンまでクリックして後に引けない状況を作り出していた。

 三人とも顔を見合わせ、まあ面倒な事が先に済んだ良いかと、溜息を突きながら席に戻る。


「大会はもう一つあるし、せめて確認ぐらいさせてくれてもなぁ……」
「大丈夫ですよ。どの大会でもドンパチやる事に変わりはないでしょうし」
「え? お魚です?」
「……それは“()ンパチ”」
「あ、工具ですかー」
「そりゃ“()()チ”っス」


 非常に抜けに抜けた会話を交わしながら、自分なりに納得いかせたアマリが笑顔でシェイクを口にする。


「? ……むぅ? !? フンブーッ!?」


 そして思い切り噴き出した。


「「!?」」
「かや、かやいれすぅーーー!!」
「くひひっ……!」


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