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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
prologue:Unexpected weapon(予想外なる武器)―――episode last
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またも上半身を振れさせながら、しかし目標から目を離さずニヒトが叫ぶ。
「セツナさん!?」
「先程通信で、アマリさんから作戦が伝えられました! 曰く、リュウさんの合図でやってほしい事があると!」
「……あいよ! 何だか知らないけども、兎に角了解っス!」
上から観ているからだろうか。
下方に伸びた線路を走る列車を……正確には其処に乗るリュウとアマリをロボが追いかけ、車輪でも装備されていたか脚を動かす事も、スピードを落とすこともなく、ある程度は安定した状態で後方から攻撃を仕掛けているのがハッキリ分かる。
接近戦ならば鋼鉄の腕と光源体ドリルが襲い、押し返せば砲口が向いて射撃を開始。
逃走中の方がよほど、相手の手の内を看破出来ていたかもしれない。
「とにかく、ドリルはコッチで何とかしますかい……!」
言いながらも放たれた弾丸が、ドリルの回転と突きの勢いを阻害した。
彼の口角が僅かに上がった。
[“オオオオオオオオン!!”]
「あぶねえ……サンキュー、ニヒト」
今しがた弾かれた援護射撃に、聞こえなくともリュウは礼を述べた。
当然これで終わる訳ではないが、しかし次の行動を限定させる事は出来る。
「やっぱりそうくるよな!」
振り上げられた腕が繰り出すは、もうそれしか出来ない同軌道でのスラストだ。
右手の変則ドリルを稼働させ徐に突き放ってくるのには、流石に肝を冷やすらしいが予測していた事もあり迷いなく前方へダッシュ。
軸をずらして向かうは胸部、其処を蹴りバック転を決めて列車に戻る。
[“ウゥオオオオオオオン!!”]
「よっと!」
着地の衝撃と曲げた脚を活かして、軽く跳躍。
そのまま三撃目を足場に、空中前転まで決めて着地した。
―――此処で幸運が舞い降りる。
上に走る高速道路からニヒトの狙撃が叩きこまれ、スイングした左腕と持ち上げた右腕が派手にぶつかったのだ。
「チャンスっ……!」
ニヤリ、悪どく笑うと反転しながら居合切りをかまし、更に『鞘銃』で牽制してから右手の刀を左へ振り抜き、両腕を一瞬遅れで鋭く開く。
「そーら、あっはぁ!!」
[“ギガガガガガガァァッ!!”]
一回転して更に斬撃。
斜めに二本の紅線を刻んだ。
「……やべっ……アマリがうつった……」
言いながら反撃の鉄塊を押して受け流し、次なる殴打をローリングで避ける。
待ってましたと硬く冷たい掌が迫る―――――瞬間、頭部分を狙撃で揺らされ、ロボはタタラを踏んだ。
敵は最早間近で動くリュウ、そして頭上から狙うニヒトの方にばか
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