暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第17話 輸送機工場
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Xセイバーを構えて突撃する。

セイバーにエネルギーがチャージされ、ルインがチャージセイバーを繰り出す。

何度もゼロから喰らった攻撃だが、ルインのセイバーはゼロのセイバーよりも刀身が短いため、衝撃波の射程も短い。

余裕で回避したが、ルインのセイバーがZXバスターに変形すると、チャージショットが放たれた。

「なっ!?ダブルチャージだあっ!?」

あまりにも早すぎるエネルギーチャージに、ファーブニルは愕然となる。

セイバーのエネルギーチャージと同時にバスターのエネルギーチャージもしていたのだ。

バスターから放たれたチャージショットを受けたファーブニルは吹き飛んだ。

即座にHXアーマーに換装し、オーバードライブを発動してのダッシュからエアダッシュ。

この速度には流石のファーブニルも対応出来ない。

「これで終わりっ!!」

電気属性を纏ったダブルセイバーがファーブニルの胴体をX字に斬り裂いた。

「ぐおおおっ!畜生!!」

それでもソドムをルインに構えるが、ルインの方が早い。

FXアーマーに換装すると、ファーブニルの肩を掴み、片方のナックルバスターを胴体に押し付けるのと同時に零距離でショットを連射した。

ショットをまともに喰らったファーブニルを爆発が包み込む。

「はあ…はあ…」

肩で息をしながらもルインは油断なくナックルバスターを構えており、爆煙が晴れると床に膝をついているファーブニルの姿があった。

「ぜえぜえ…いやーーー本当に楽しいぜー。ありがとよールイン。やっぱ、これぐらい歯応えがないと、やった気がしねーや。」

ルインとの戦いを楽しみ、喜ぶファーブニル。

「へっへー。次会う時は、もっと熱くやろうぜ!じゃあな!!」

ファーブニルが転送の光に包まれ、この場を去る。

「ふう……」

安堵の溜め息を吐きながらエルピスを追おうとしたが、一機の輸送機が飛び立った。

どうやらエルピスは輸送機を奪うことに成功したようで、今から追い掛けても追い付けないだろう。

こちらも大分消耗しているので今はレジスタンスベースに戻るべきだと判断し、ルインはオペレーターに通信を繋げた。

「ミッション終了。転送して下さい」

『了解、転送します』

転送の光に包まれ、レジスタンスベースに帰還する。

「ミッション終了です。」

「転送完了まで…2…1…転送!!」

転送の光に包まれたルインが司令室のトランスサーバーに現れ、メンテナンスを終えたゼロとシエルがルインを出迎えた。

「エルピスは、工場で敵の乗り物を奪ったみたいね…簡易転送装置では、ネオ・アルカディアに侵入することが出来ない…。エルピスは、ネオ・アルカディアに…一人、乗り込む
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