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世界中で俺が1番恋した色

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が死んじゃって朝から泣きながら学校行って、1時間目の途中で我慢出来なくなって、教室から逃げ出した。何から逃げてたかは覚えてない。ミーに会いたかったのか、辛い現実から逃げたかったのか、ほかの理由だったかは、覚えてない。でね、ここの河川敷で泣いてたら、葵花が横に座ってくれたの。何も言わずに。それで私も安心して、ミーのこと葵花に話したの。ほんとに覚えてない?」
思い出した。そんなこともあった。
だが、それとこれとは少し状況が違う。
「あ、今、それとこれとは状況が違うとかおもったでしょ。確かに状況は違うけど、今度は私が葵花の隣にいる。幼なじみとして。葵花が悩みを打ち明けてくれなくてもいいから、私が今度は隣にいる。」

その言葉を聞いた瞬間俺は、ハッとした。
前言撤回だ。
人のことを本気で考えてくれる人にはその人の気持ちが通じるのかもしれない。と俺は本気で思った。

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