第3章 リーザス陥落
第77話 ホッホ峡の決戦Y
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遊をしている者がいたのだ。
悪魔だった。
「なっ、なんで悪魔が人間とっ……!!」
「り、リアリー、ですか……。ワイ!? 何故、デビルが……!!」
「こ、これ……マジでやばいかも……」
驚きを隠せられないのは、ガーネットもそうだが、他の3人もだ。
悪魔と言えば、神の対局に位置する存在であり、その階級によっては、魔人を上回る力を持つ者もいるのだから。
「お前らが、ユーリを狙ってるのは、判ってる。……い、一応、アイツは今の私の主……なんだ。落としまえ、つけてやる」
ギラリ、と睨みつけるフェリス。そして、メナドとかなみ。
完全に追い詰められた使徒達。
「……ムカつく展開だ。ああ、ムカつくぞ!」
「ひんひん……、た、叩かないでください、ランスさまぁ……」
八つ当たり、と言わんばかりに、シィルを叩き続けるランス。
もう、使徒達が辿る道は決まってしまった。
「だぁぁぁ! お前ら!! 3人揃えば、3倍美味しいと言うだろうが!! オレ様が美味しくいただくのだ、間違っても殺すなよ!」
そして、戦いは始まった。
いや、戦いとは言えないモノだった。
何度も高難易度である破壊光線魔法を放ち、尚且つ、通常よりも遥かに魔力を消耗させる魔力融合だ。
魔力のない魔法使いなど、剣を持ってない剣士、拳が砕けた格闘家と同じも同然である。
その上、使徒達は、また 怒らせてしまった。またしても、それが最大の敗因だった。
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