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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter29
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「ここなら話せるはずよ」

女の子に連れられてついた場所は幾つか大型のパネルが設置しており、極めつけに大型のガラスが張られている。

「ここは?」

辺りをキョロキョロする胡桃が興味本意で聞いてみる。

「実験室の傍観する部屋よ」

女の子の口からは物騒な名前が聞こえて聞いた胡桃は勿論私達もそれを聞いて固まった。

「実験…って」

音姫さんも信じられない顔をしての女の子を見るがそんな女の子はいたって平然としている。

「プロジェクトDKの実験、私はそれの被験者だったの」

「被験者って…君、ご両親とかは?もしかして…」

めぐねえが女の子が被験者だったことを聞いてふと彼女の両親のことを聞いてみた。

「知らない…ここにいた以前の記憶は実験の時に戦闘知識を刷り込まされたときに忘れたし」

「それってつまり、自分のことに関してなにもわからないってこと?」

私の言葉に女の子は頷いた、そんなの酷すぎる。

「それじゃあ、ここにいた局員はどこにいったの?」

ジュードくんのいう通りだ、ここがつかわれていたのはまだ最近だったはずだ、それならばどこにいったか知ってるとおもったのだろう。

「大体一ヶ月前にウイルスがまかれただの、ここも危険だのいって転送装置でどっかにいったわ」

「あなたを置いて?」

「そうよ、失敗作だったから放っておいても餓死するだろうって言われてね」

「なんだよ、それ…身勝手すぎるだろ」

胡桃は身勝手な管理局に怒りを覚えた。勿論私もだ、無理矢理実験に使われて要らなくなったら簡単に捨てる?本当に人間の所業じゃないわ、そんなの

「ところでプロジェクトDKってなんことなの?」

ふと、音姫さんが先程から出てきたプロジェクトについて聞いてみた。

「どうやらウイルス兵器と同時平行で進めていたプロジェクトだったみたい」

答えたのは女の子ではなくジュードだった。

その当人は今、設置されているパネルを操作してその中にある情報を閲覧しているようだ。

「正式名称プロジェクトDarkKnight(ダークナイト)目的は暗黒剣の使い手を量産するのが目的だったみたい」

ダークナイト…暗黒騎士?

「おい、それってまさか」

胡桃も何か勘づいたのかその答えをジュードに聞いてみる。

「胡桃の思ってる通りだよ、月宮雄也の因子…DNAを被験者に投与し暗黒剣の使い手を増やす」

「そんなことを…それにいつの間に月宮くんの因子なんか…」

「…多分健康診断などで採取した血液なんかを使っている確率がある…けど」

健康診断…いつも通りやっているところから…こんな研究に使われているなんてゆうくんが知ったら落ち込むに決まってる、ま
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