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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter29
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っている。

……矢のことは気にしないでね、いいわね?

「りーさん!」

ふと、声が聞こえた方向を向くと向こうからジュードくんが連れてきたのか胡桃達がやって来た。

「胡桃、みんなも」

「勝手に先走らないでくれ!本当に…心配したんだからな」

予想通り胡桃に怒られた、他のみんなも同じ心境の表情で見てくる。

「ごめんなさいね」

反省してみんなに謝ると話の話題は気絶してる誠くんに向けられる。

「さ、桜崎くん!?こんなひどい怪我を!」

「あ、あのさ、りーさん」

取り乱すめぐねえを他所に胡桃が気まずそうに私に聞いてくる。

「なにかしら?」

「誠の体に何本か矢が刺さってるんだけど…」

「それで?」

「いや…あの…」

「それで?」

「…なんでもないです」

聞くのを諦めた胡桃、此処は知らぬが仏というし聞かない方がいいから懸命な判断ね。

「あ、音姫さん」

「な、なに」

私が声をかけると直ぐに音姫さんは取り乱した声で答える。

「誠くんに起きたらまたOHANASIしないといけなくなりまして…」

「…若狭さん、その話後でじっくり聞かせてね」

音姫さんは先ほどの取り乱しが嘘かのように頬を笑んで私のOHANASIに賛成し、その後ろの胡桃は誠死ぬなよっと小さな声で天を仰いでいた。

「えっと、ところでその女の子は…誰なの?」

気まずい雰囲気を変えようとジュードくんが女の子について聞いてくる。

「っ!!」

女の子も気が緩んでいたのかとっさにランスを構えようとする。

「まって、私達は管理局じゃないのよ」

彼女は誠くんが来たときの私達と同じことを考えてしまっているのだ。

「あなたが此処で何をされていたかはわからないけど、私達はあなたに危害を加えないわ」

優しい物腰で女の子に接して構えたランスを構えを解いた。

「お疲れ…オスカー」

そういうもランスは消えて待機状態の腕輪に変わった。

「まだ、信じた訳じゃないからもし、敵だって判断したら容赦しない」

「ええ、わかったわ、少し話せる場所にいきましょうか…君はここ詳しい?」

ここにはじめて来た私よりここにいた彼女に案内してもらった方がいいと思い話を持ちかける。

「わかった、着いてきて」

話がまとまり移動することになりジュードくんが気絶している誠くんを担ぐ。

「もしかして、そいつも連れていくの?」

「え?うん、もしかしてダメなのかな?」

「別に」

誠くんを連れていくことに完全に嫌な気でいる女の子…まあ、誠くんが悪いしね

「誠のやつなにしたんだよ」

胡桃がそう呟き、私達は説明できる場所まで移動する
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