Chapter 3. 『世界を変えた人』
Episode 20. The Advance of Black Cat (3)
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ゃ、俺らは集められる最大数の戦力でテメエらを包囲、確保する予定だった。だけど実際、この場にいるのは俺らだけだ。なんでか分かるか?」
そこで言葉を切ると、一護さんはいつもの不敵な笑みを浮かべて、
「テメエらをとっ捕まえとくのは、俺ら四人だけで十分だからだよ」
そう言いきった。
直後、木々の間から二人のプレイヤーが姿を現した。
一人は真っ黒い衣装に身を包み、手には片手剣を持っている男性。線の細い顔立ちをしてはいるが、その纏った空気の鋭さは尋常じゃなかった。そしてもう一人は、目にまぶしい白地に紅の染め抜きがされた騎士服の女性。手に携えたレイピアに引けを取らない鋭利な眼光で、犯罪者たちを一睨みする。
「おい、あの黒ずくめ……盾無し片手剣ってことは、まさか『黒の剣士』じゃねえだろうな……?」
「それにあっちの女騎士、あれって『閃光』アスナだろ。なんでこんなトコに……!」
「つうかあの白い女、『死神代行』の隣にいるってことは、『闘匠』リーナじゃねえかよ……」
『死神代行』『闘匠』『黒の剣士』『閃光』
どれも一度は耳にしたことのあるビックネームだ。アインクラッドにその名を轟かせ、ボリュームゾーンの下位にいた僕らでさえ名前くらいは聞いたことのある、トップレベルの剣士たち。
その攻略組最高峰の四名が、今、この闇夜の森に集結していた。
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