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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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†††Sideはやて†††

パンフレットに載ってる地図通りに敷地内をルシル君と手を繋いで走って、後々に混雑することを見越して真っ先にジェットコースター攻略に向かう。目指すは全長3.8kmってゆう長さを誇るジェットコースターの乗り場。

「ここのジェットコースター、それぞれ長所別に何種類もあるようだな」

パンフレットのアトラクションの説明欄を読むと「みたいやね。速度一、高低差一、全長一、仕掛け一などなど」の種類別のジェットコースターが8基くらいある。

「もちろん・・・?」

「フルコンプや!」

ルシル君と笑い合って、目的のジェットコースターの乗り場に到着。すると係員さんが「お席は空いてますよ。どうぞ!」って、わたしとルシル君をコースターのあるホームへ上がるための階段を開けてくれた。一応、キュロットスカートってゆう股下のあるスカートやから下着が覗かれることはないんやけど、「俺が先に行くよ」ルシル君が先に階段を上がってくれた。ん〜、紳士やね〜。

「こちらへどうぞ〜。足元にお気を付けてください」

ホームに上がると、コースターにはすでに他のお客さんが乗り込み終えてて、別の係員さんがわたしらを最後尾席に案内してくれた。まずルシル君が奥の席に入って「はやて。手を」座る前にわたしに手を差し出してくれた。わたしは「おおきにな♪」その手を取って、隣の席に立つ。そんで2人一緒に席に座って、安全バーを降ろした。

「あなたにもあれくらいの紳士さがあれば・・・。男装してる女の子に負けてんじゃない」

「いや、俺には無理。なんか恥ずい」

そんなところに、前のカップルさんが今のわたしとルシル君のやり取りのことでそんな会話したんやけど。ルシル君が「男装女子・・・俺のこと?」ガーンとショック受けてもうた。服装は完璧に男物なんやけど、やっぱ顔立ちが女の子寄りやからかな〜。

「気にせんで、ルシル君。ほら、そろそろ動くようや」

発車を報せる音色がホームに鳴り響いた。そんでゆっくりとコースターが前進しだして、坂道を登り始める。上昇から急降下するまでのこの短い時間のドキドキ感がたまらへん。とうとう上り坂の頂上に着いて、ガタンとコースターがゆっくりと下りに入った。となれば後は一気に「ふぁ・・・!」加速しての急降下。

「海底トンネル・・・!」

レールの先には海が広がってて、海中へと続くトンネルが設けられてた。トンネルに侵入するその瞬間、入り口の周りから水柱が幾つも噴き出して来た。

「うぉ、冷たい!」

「おお、すごい! 透明なトンネルや! 海中の透明度もすごいし、海の中を走っているって感じみたいやな!」

透明な海中トンネルの中をすごい速さで走ってくコースター。海ん中をこんな速さで通過できるなんて夢みたいや。海
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