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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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た使い魔は、自動的に神秘を有する魔術師を迎撃するよう初めから設定されているんだ」
「あー、だからわたしには向かって来おへんかったんやね・・・」
「で、支配人にはコレと同じ機能を持った本を渡してきた。純粋にイラストを具現して半自律的に動かせるだけの玩具だが、こんな兵器よりは扱いやすいだろう。そして、はやてと係員に席を外してもらったのは、局員としてあるまじき行い・・・取引をしたことを見られたくなかったからなんだが・・・、こうして話していれば意味のない行為だったな」
そう言うて苦笑するルシル君。そやけどそのおかげでファンタジアパークの目玉ってゆうのが無くならずに済んだわけやし。そやから「わたしはな〜んも知らへんよ♪」嘘の報告をすることになるけど、それでもこの遊園地には頑張ってほしいからルシル君の計画に賛同する。
「コレを回収した経緯についてはフリーマーケットで偶然見つけたということにしておこうって思う」
「ん。それでいこか」
そんなこんなで未回収神器6つの内の1つを回収できた。なら後は最後までルシル君とデートをするだけや。
「行こ、ルシル君!」
「ゴーカートだったな。ああ、行こう、はやて!」
ルシル君と手を繋いで、わたしらはゴーカート乗り場へ向かった。その後はメリーゴーランドや残りのジェットコースター、コーヒーカップ、バイキング、それにゲームコーナーとかでも遊んで、夕ご飯もレストランで済まして、最後にもう1回観覧車に乗ることにした。
「ルシル君。今日はホンマにおおきにな。わたし、すごい楽しかった。一生忘れられへん誕生日プレゼントや」
ルシル君と同じ側の座席に座って、今日一日のことを感謝した。
「俺も楽しかったから、こちらこそありがとうだ」
2人で肩を寄せ合って夜景を眺めてると、ドォン!って、夜空に大きな花火が咲いた。しかも1発だけやなくて次々と花火が打ち上がって来ては夜空をカラフルに染め上げてく。予告なしのサプライズ花火大会や。良いタイミングで観覧車に乗っててラッキーやな。
「今度は家族みんなで来てみたいな」
「うん。そんでチーム海鳴でも来たいな〜」
「だな」
花火の明かりに照らされる中、わたしはチラッとルシル君の横顔を見た。そんで「チュッ?」頬にキスしてみた。ボッと全身が熱くなる。ヴィータやリイン、シグナムにシャマル、それにアインスには何度かキスしたことあるけど、やっぱり好きな男のやと全然違う。なんか頭の中がぐるぐるして、ちょう涙が出てきた。
「はやて・・・!?」
「きょ、今日のお礼! こんなんでゴメンなさいやけど!」
ルシル君の顔をまともに見れへん。でも後悔はしてへんと思う。これで少しはシャルちゃんに追いつけたやろか。両手で顔を覆ってると、「
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