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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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さにわたしはちょう怖くなった。

「支配人。管理局法を守ってください。自分は査察官であり、さらには監査官や監察官としての研修も受けています。残念ですが情に訴えても無意味です」

「〜〜〜〜〜っ!」

「ルシル・・・くん・・・」

キッパリと支配人さんの懇願を切り捨てたルシル君は、涙に濡れて憎しみに染まった支配人さんの視線をしっかりと受け止めた。わたしと違くてルシル君は局員然として仕事をこなしてる。そう言えば、ルシル君が査察官として仕事してる姿を見るんは初めてや。情に流されず、たとえ憎まれても全うするその姿に、怖いって気持ちとすごいって気持ちが半々で生まれた。

「支配人。他に目玉を考えてはいかがでしょうか。違法な手段で客を呼んでも、いつか必ず破綻します。このまま続けては、あなたが大切にしているこのパークと関係者諸氏に迷惑が掛かるでしょうし」

「すでに一般開園まで1週間というこの時期にそんな簡単に目玉が出来るわけないだろう! 大人の苦しみを知らない子供が!!」

「支配人!?」

「ルシル君!?」

バンッとデスクを両手で叩いた支配人さんが椅子から立ち上がって、ソファにに座るルシル君の側に駆け寄って来た。そんで胸倉を掴もうとしたんやけど、「さらに公務執行妨害罪まで犯す気ですか?」ルシル君が慌てることなくそう言うと、「では・・・どうすれば良いと言うのだ・・・」支配人さんはその場に跪いた。

「はやて。あと、係員さん。少し席を外してもらっていいでしょうか。ここからは査察官として、ファンタジアパーク支配人と話がしたいので。『すまないな、はやて。後は任せてほしい』」

『・・・うん。判った。お任せするな』

「・・・君。席を外してくれたまえ」

「あ、はい・・・」

ルシル君や支配人さんの指示で、わたしと係員さんは退室する。そんで部屋の外で待つこと数分。ガチャっと部屋のドアが開いて、「お待たせ、はやて」ルシル君が神器やってゆう1冊の本を手に部屋から出てきた。

「ルシル君! その本、無事に回収できたんやね!」

「ああ、もちろんだとも。神器も回収したし、デートを再開しようか」

そう言うたルシル君は、係員さんにお辞儀を1回して出口へ向かい出したから、わたしもお辞儀をしてからルシル君の後を追った。

「なあ、ルシル君。あの後、どんなこと話したん? それに、その神器も・・・」

「ああ、実は・・・」

ルシル君が話してくれたあの後の出来事は、ルシル君にしか出来ひん解決案の提示やった。簡単に説明すると、まず支配人さんが手に入れてた神器の名称は“マーラー・キント”ゆうらしくて、その本の白紙ページに描いたイラストをそのまま戦闘用の使い魔として具現化できる能力を持ってるとのこと。

「具現化され
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