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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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容赦なく追撃。黙って見てるわけにもいかへんから「ブラッディダガー!」高速射撃を放つけど「アカン!」やっぱり着弾する直前に弾け飛ぶ。
「しょうがない・・・!」
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
ルシル君の背中から蒼く輝く剣状の翼が12枚と展開されて、ルシル君は空に向かって急上昇。そんな時、「お客様!? これは一体どういう・・・!?」数人の係員さん達がわたしらの元へとやって来た。その直後、地面に蛇と猿とネズミとニワトリがものすごい勢いで墜落した。
「時空管理局本局・特別技能捜査課の八神はやてといいます。あのマスコットキャラについて詳しくお話を聴かせて頂きたいんですが」
局員IDを提示すると、「本局の・・・!」とか「ヤガミって聞いたことがある・・・!」とか「ほら、チーム・ウミナリじゃないか?」とか、係員さん達がそわそわしだした。そこにルシル君が急速着地して、その衝撃でマスコット達が宙に浮いた。
「エヴェストルム・アルタ、カートリッジロード。イドフォルム」
ルシル君は起動した剣槍“エヴェストルム・アルタ”を振り回して、マスコット達をバラバラに斬り刻んだ。霧散してくマスコット達を見送った後、「同じく特捜課の捜査官、そして査察官として、支配人に会わせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」ルシル君も係員さん達に局員IDを見せた。
「査察官・・・!」
「あ、はい。こちらです!」
係員さんにお城の中に案内されて辿り着いたんは支配人室。そんで室内に通されると、気弱そうな、でも神経質そうな、30代後半ほどの男性が執務デスクに着いてた。
「なんだね、君たちは?」
「支配人。管理局・本局のヤガミ捜査官とセインテスト査察官だそうです」
わたしらを案内してくれた係員さんがそう言うと、目に見えて肩を震わせてデスクの上に置いてあった1冊の本を引っ手繰って大事そうに抱えた。それを見たルシル君が『間違いない。神器だ』思念通話を送ってくれた。とりあえず自己紹介と、ここへ来た理由を支配人さんに伝えると・・・
「コレは私の物だ! 何の権利があって!」
「支配人。ソレは盗品であり、古代遺失物ロストロギアに該当する物です。この意味、お解り頂けるかと思うのですが」
「そ、それは・・・! だがしかし! コレは我がファンタジアパークの目玉となる、大切な物なのだ! お願いだ! このままお引き取り願いたい! どうか! このファンタジアパークと従業員たち、そのご家族のためにも、この本を譲ってくれ!」
何度もデスクにおでこを打ち付けて涙ながらに懇願する支配人さん。見てるこっちが悪者みたいな感覚に陥りそうになる。わたしは居た堪れんくなって、ルシル君に頼ろうと横を見てみると、ルシル君のあまりの無表情
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