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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico49-B大力は禍の元
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「ゴーカートか。ああ、それで良いよ。じゃあ・・・・ん?」
ルシル君の笑顔が急に翳って、足を止めて辺りをキョロキョロ見回し始めた。そやから「どないしたん?」わたしも辺りを見回してみながら訊いてみた。
「・・・感じる。さっきまで無かった・・・神秘が・・・!」
「っ! ひょっとして神器か!?」
ルシル君の口から出たキーワードにわたしもお仕事モードに入る。神器。神様とか悪魔とかが作ったってゆう、超古代の武器や道具のことや。去年はリンドヴルムのおかげで多くの犠牲者と損害をクラナガンは被った。機動一課がレンアオムで回収できたんは全てやない。あと6つ、神器が未回収や。その内の1つが・・・
「この遊園地にあるって言うんか・・・!?」
「おそらく、としか言えないけどな。悪い、はやて。少し調査をし――」
「謝らんでええよルシル君。デートもわたしにっては大事やけど、神器回収もわたしらの大事なお勤めやしな♪」
それに、サクッと片付けてデートを再開すればええだけやし。そうゆうわけで、この遊園地のどこかにあるらしい神器の探索に入ることになった。ルシル君の神秘探知能力を当てにして歩き始めてすぐ・・・
「あ、このファンタジアパークのマスコットキャラの・・・」
デフォルメされた不思議な動物たち(なんか干支の動物みたいやな)が列を組んでスタッフオンリーって記された、地図には載ってへんお城のような建物から出て来たのが見えた。昼間のパレードかなんかやろうかって思うた時、そのマスコット達が一斉にわたしらの方を見た。
「え・・・!?」「な・・・!?」
その様子にちょうビクッとした。そんで、どうゆう原理か知らんけど宙に浮くデフォルメ・ドラゴンが大口を開けてルシル君に向かって来ると、デフォルメ・猪、牛、虎などもルシル君にだけに向かって来た。
「ルシル君!」
「はやては離れているんだ!」
一瞬の発光の後、ルシル君は私服から防護服に変身して「コイツら、魔力で出来ている!」一足飛びで後退して、マスコット達の攻撃を躱したすと、今度は蛇や犬や猫や羊も遅れて突進攻撃を仕掛けて来た。
「(リインが居らんけど、ある程度はフォロー出来るはずや!)セットアップ!」
わたしも変身を終えて「封縛!」アインス譲りのバインド魔法で、軽やかに躱すルシル君に追撃を続けるマスコット達を捕らえようとしたんやけど「掻き消された!?」わたしの魔力がパンッと音を立てて弾け飛んだ。
「馬鹿な! コイツらみんな神秘の魔力で出来ているの――ちょっ、邪魔・・・!」
「ルシル君!」
ルシル君の両脚に絡みついてるデフォルメ・蛇、それに猿やネズミやニワトリがルシル君の顔を襲撃。完全に視界を覆ってる。そんなルシル君に対して他のマスコット達が
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