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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
開演
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を支えているのかを緻密に記憶し記録していく。
骨の代わりに傀儡作成するのに使う、檜を集めては削りだし、丁寧に洗った皮膚と大きさを合わす。微調整をする
両親には外部からの殺傷痕があった。殺されたということだ……
痛かっただろう……怖かっただろう……苦しかっただろう。
両親を苦しめた憎い内臓一つ一つに恨み言葉を浴びせながら余計なものとして処分する。
思ったよりも滑る、そして力を入れるだけで思いのほか簡単に千切れていく。
モノを食べる苦しみ、息をする苦しみ、生きる苦しみ。
もう、食べることも息をする必要もない。生きる必要もない。
皮膚を剥いで綺麗に丁寧に洗う、苦労したのは遺体を腐らないようにする防腐処置だ。特殊な薬品が必要だったが、なんとか手に入れることができた。
永遠に自分の側に居てくれる究極の家族が完成し、痛みも苦しみもない傀儡の世界へ両親を連れて行った。
それが人傀儡の始まりであり、サソリの運命を大きく捻じ曲げる要因となった。

NARUTO×とある科学の電磁砲(レールガン) クロスオーバー作品
とある科学の傀儡師(エクスマキナ)

第1話 叶わない夢
犯罪請負組織「暁」のメンバーにして、稀代の天才傀儡師「赤砂のサソリ」は生涯を終えようとしていた。
自身の傀儡の師匠である祖母「チヨバア」を殺そうとした矢先、桜色の髪をした娘の命を削った行動に阻まれ、祖母が所有していたサソリ作の両親に包まれるように刃で胸部にある核を射抜かれた。
来るのは分かっていたが、何故か躱さずに祖母の攻撃を受けてしまう。
抜忍となり多くの人の命の終わりと、傀儡としての始まりを身体に染み込ませているサソリには、敵の攻撃が来るなど当たり前のように分かっていたのだが??????動かなかった。
自分を傀儡にするという禁断の行為を行いながらも捨て去れぬ「何か」によってサソリは、死闘の末に敗れた。
祖母へと向けた猛毒刃は、桜色の髪をした娘を貫き、予定通りに倒れた。
サソリは唯一の急所を打たれことで口から血を吐き出すが、苦しむことはなく漫然と機能が停止していく己と娘を見下した。
祖母は、娘の為にチャクラを流し治療を施しているように見えた。
「無駄だ??????急所を突いた。そいつはもうじきに死ぬ」
人は容易く死ぬ。
それはサソリにとっての日常だった。里にいた頃も組織にいた頃もなんら変わりない真理だ。
誰よりも人の死に触れてきたとは言わない、だが死に抵抗が無くなるようは体験をしてきたことは自負している。
「ワシが今やっておるのは、医療忍術ではない??????」
チヨバアは、倒れている娘に向けてチャクラを流し込み続けながら言う。
「己の生命エネルギーを分け与える??????転生忍術じゃ」
サソリは、チヨバアを一瞥すると倒れている娘に目を落とし
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