月下に咲く薔薇 24.
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
リエティスの存在を、かろうじて、維持しているのは、「揺れる天秤」の力、なのです』
『要するに、出したくないんだな』
端的な言葉に変換するアテナは、アイムに対しひどく辛辣だった。
「仕方ねぇ、今は中で大人しくしとくさ」
分離は望ましくないのか。クロウも腹を括り、残った案を皆に推す事にする。
脳裏にあるのは、アイムが扉を開閉しているという1つの事実だ。
「アイム。全員でバトルキャンプ上空に転移ツアーがしたい。できるか?」
『それって結構リスキーだったりして』桂が苦笑いをする。『ここはアイム主導の世界だと思うんだ。そこを出た途端、パワーバランスが変わって一気に食われる可能性もある』
『ええ。ですから全員、私の指示に従うのです』突然、先程までよりは張りのある声で、アイムが仕切り始めた。『まず、ロラン・セアック。あなたの∀ガンダムで、植物塊に攻撃を仕掛けなさい。武器は問いません。オーガスとナイキック、デュナメスの3機は、必ずその援護として、同じ傷口を狙うのです』
− 25.に続く −
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ