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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL3 ラグナル、焔について………
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「先ず零治君のカード、焔について分かった事を説明しておこうか」
取り敢えずディア達とブレイブデュエルする前に先ほどの戦闘で分かった事を説明すると言われ、一時休憩となった。
「零治君がキリエの攻撃を受け、動けなくなった所にトドメを刺そうとキリエは斬撃を放ったよね?」
「ええ」
「その際零治君は刀を収めた鞘を前に出した」
「はい。焔の声が聞こえ、咄嗟に………」
「その結果攻撃を防いだわけだけど………実はその時、キリエの斬撃は零治君の焔によって吸収されたんだ」
「!!じゃああの時の一撃は………」
「吸収され、零治君の糧となった」
そう説明されるが、それが凄い事なのか全くピンとこない。
「それじゃあ無敵ではないか!!」
「そうなの?」
と、隣にいるシュテルに聞いてみた。
「………基本的に射撃を得意とするスタイルの私の様なタイプはかなり不利になると思います。尤も、私であればそれでもやりようはあります」
と自信満々に答えるシュテル。
相当自信があるのだろう。
「………まあ何かしらの条件はあるだろう。だけど恐ろしいのはそれだけじゃないんだ。この技はスキルではない」
「えっ!?」
初めて聞いたシュテルの大きな言葉。
俺の視線に気がついたのか、シュテルは顔を赤くして俯いた。
「この吸収能力は基本的な技能として付加されたものなんだ。だから幾らでも使える」
「要するに、攻撃を吸収できる最強の刀って事?」
「まあ断定はでき出来ないけれど、そういう事かな」
俺の両親はどうやらとんでもないものを作ってしまった様だ。
『残念ながら少し違うわ』
その時、不意にポケットの中から機械音の言葉が聞こえた。
「これは………」
「レイ、ポケット!!」
レヴィに言われ、ホルダーを取り出す。するとホルダーは点滅しながら言葉を発していた。
『初めまして、私は焔。今、ラグナルを通して話しています』
「喋った!!」
「まさかこんな………」
ユーリの驚いた声に続き、流石のグランツ博士も驚きを隠せない様だった。
「だ、だけど登録も全部ホルダーにしてたんですからホルダーが喋ってもおかしくないんじゃないでしょうか?」
「お姉ちゃん、その理屈はおかしいと思う。登録出来たからって喋るとは思わないわよ普通」
確かにこれは特殊なホルダーだ。だからと言ってキリエの言う通り喋るとは誰も思わないだろう。
『先ほどの説明をしますね。私焔は刀を使うスタイルであり、主に近距離、中距離の戦いを得意としています。その他の特徴としては相手の魔力を吸収し、自分のものにする事が出来、移動の際に空中ではマスターの足場を自動作成しています』
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