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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL3 ラグナル、焔について………
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まった距離が再び広がってしまった様な気がする。
「しかし想像以上に喜怒哀楽がしっかり出る様になったね。まるで本当に小さな少女の様だ」
そんな中でも博士は平常運転だった。徹夜明けのテンションは継続中で焔の反応が珍しかったのか、遠くから興味深そうに観察している。
「それに他のチヴィットと違い、本物の人形さんみたいです」
「チヴィットはどっちかって言うとゆるキャラみたいにしてるからね〜」
ただ、その平常運転の博士のお蔭で多少重苦しかった空気が変わる。
ユーリの言う通り、チヴィットと言えば昨日荷物運びを手伝ってくれたあのゆるキャラみたいな子達の事の筈だ。だが、目の前の焔はそれこそ人を小さくしたようになっていた。
「これだと妖精みたいですね〜!」
アミタの言葉通り、チヴィットと言うよりそちらの方がしっくりくる。
「それは焔もチヴィットの素材を使っているが、製造過程は全部零治君のお母さんである早苗君の残してくれていたデータを元に造ったからね。正式名称はサポートフェアリーだそうだ」
「母さんが?」
「早苗君はファンタジーが大好きだったからね。実はチヴィットも残してくれたデータを元に更にアレンジして造った物なんだよ」
父親に続いて母親の事も初めて知る事が出来た。
しかし2人共カードゲームやファンタジーが好きとか………オタクっぽくて研究者イメージがあったので少し予想外だ。
「ううう………」
そんな話に熱中してしまい、焔の事をすっかり忘れてしまっていた。
どうしたものかと迷う事10秒。
「そうだ焔!今から街の探索も兼ねて日用品を買いに行こうと思うんだけど一緒に行かないか?何か奢るからさ!!」
と誘ってみたが、そもそもチヴィットが食事など出来るのか?
そう思い、チラッと博士を見ていた。すると博士もアイコンタクトで察してくれたのか、一回コホンと咳払いをして話し始めた。
「先ほども説明したように彼女はチヴィットのパーツを使っているものの、機能的にはチヴィットとは別な機能もある。食事も出来る様になっているし、味覚も感じる。食べればそれを燃料に変えてくれるので問題無し。早苗君は感情を残したかったみたいで、それに関しての機能もちゃんと備わっているよ」
「母さん凄いなぁ………」
「だけどその分コストも凄い事になってるよ。あの後付きっ切りで作業して何とか完成したけど使った材料は実にチヴィット10体分。お金に換算すると………零治君が気を使いそうだからやめておこう。でも他のチヴィットに同じ事は出来ないと言う事は言っておこうか。それにこれから更に2……おっと」
最後、何か言いかけたが、口を噤んだ。
「とにかく、そう言う事だから是非大事にしておくれ」
「は、はぁ
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