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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL3 ラグナル、焔について………
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朝のぼやけた記憶を振り返ってみる。

「えっと………あの時は寝ぼけていたけど確かに小さい女の子が部屋にいた様ないなかったような………」

そう言った瞬間、皆の視線が一層冷たくなるのを感じた。

「そ、それで確か……浮かんでいる小さな女の子の存在が信じられなくて突っついてみたら思いっきりシバかれて………」
「何が突っついたよ!このヘンタイ!!」

俺の話を聞いていたのか話に出ていた小さな女の子がシュテルの背中の後ろから現れた。

「おっ、いたね。彼女が焔だよ」
「そうそうこいつこいつ………ってヘンタイ?」
「そうよ!いくらマスターだからってやって良い事と悪い事があるくらい分かるでしょ!!」
「不思議に思ったから突っついてみただけじゃないか。そんなに強くやってないし、痛かったならまだしもヘンタイ呼ばわりってどういう事だよ!」

流石の俺も堪忍袋の緒が切れそうだ。
見に覚えのないのにヘンタイ呼ばわりは聞き捨てならない。

「そんな言い訳で逃れようとしおって………」
「男らしくないよレイ!!」
「だから本当に確認するのに突っついただけだろ!!」

ディアとレヴィがそう俺に問い詰める。本当に何があったのか?彼女達を怒らせた原因を知らないのに、知ってるとばかり何も言わない。

「往生際の悪い人ですね………」
「最低です………」

シュテルとユーリも同様だ。アミタとキリエは何も言わないが、表情からディア達と同じ考えなのは分かった。

「お前等いい加減にしろよ………!!イマイチ状況も飲み込めてねえのに冷たく見てやがって……正直寝ぼけててハッキリ覚えてねえんだ!!何をしたかちゃんと教えてから言いやがれ!!」

思えば怒鳴るのなんて初めてだ。
カッとなって怒鳴ってしまったが、正直やってしまった。中学の時は不良達を黙らせるほど迫力があるとよく言われていた。現に有栖家では怒鳴った事は無かった。

皆驚いた顔で俺を見つめている。

「ご、ごめん。ついキツく言い過ぎ……」
「……っぱいよ」
「ん?」

謝ろうとしたら焔がモゴモゴと呟き始めた。

「焔?」
「おっぱいをツンツンされたの!!!」











「大変失礼しました!!!」

俺は地面に溶け込むような勢いで、人形ほどの大きさの少女、焔に土下座をしていた。

幾ら寝ぼけていたとはいえ、あれだけ怒鳴っておきながらこちらが悪かったのだ。
よくよく思い返せば確かにやんわりと柔らかい感触があったような気がする。

「ぐすっ……もう…いいわよ………」

焔はあまりの恥ずかしさに再び泣き出してしまったし、妙に皆静かだ。
怒鳴ったせいでせっかく縮
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