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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL3 ラグナル、焔について………
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「起きなさい!!」
「は、はい!!」

大きな声が耳元で聞こえ慌てて起き上がる。
時刻は9時を過ぎていて、学校は完全に遅刻だ。

「やばいやばい!!」

慌てて来ていた寝間着を脱ぎ捨て制服を探す。おかしな事に制服が何処にも見当たらない。

「あれ?俺何処に………」
「何寝ぼけてるのよ………」
「へっ?」

そう言われ声のした方を向いて見ると、赤いコートを着て、中はショートパンツとスパッツに黒のボディスーツと、暑いのか寒いのかよく分からない格好をしている人形ほどの大きさの少女がいた。

「………何だこいつ?」

目の前に現れた人物を確かめるべくツンツンと突っついてみた。すると柔らかな感触を指先に感じた。

「ふにゃ!!?」
「ふむ……柔らかいし人形じゃないのか?」

ふるふる震えている様だが、俺は寝ぼけた頭で気にせず確認を続ける。
暫く震えているだけであったが、唐突に………

「こ、このヘンタイ!!!」

そう叫び声と共に、小さい身体とは思えない威力のある回し蹴りで完全に目を覚ますのだった………







「い、いただきます………」

周囲の視線が冷たい。昨日の夜はあれだけゲームで盛り上がっていたのが夢であると思えるほど、冷たかった。

「美味い………」

そんな居た堪れない中でもディアの料理は変わらず美味しい。今日の遅めの朝食はサンドイッチだが、その中に使われている特製ソースと野菜の相性が抜群で、次々と手が進む。

「ディア美味いよサンドイッチ」
「そうか………」

褒めているのにディアの反応は冷ややかで、さっさと食って目の前から消えろと言っているみたいだ。

「………なあアミタ、俺何かした?」

耐えきれなくなった俺は目の前に座るアミタに聞いてみた。

「さあ?自分の胸に聞いてみたらどうです?」

………全く心当たりが無い。

「やあみんな………」
「あっ、おはようございます」

そんな中、眠たそうな顔でやって来たグランツ博士。どうやらラグナルの事で徹夜の様だ。

「おおっ、零治君!早速見てくれたかい!?」
「へっ!?何の事ですか!?」

眠たそうだと思ったグランツ博士が目を輝かせながら俺に駆け寄ってきた。

「いやまさか人格をそのままチヴィットに移せるとはね!!いやぁ……流石雅也達だよ!!!」

徹夜明けのせいか、妙にテンションが高い。
しかし一つ気になる言葉があった。

「人格をチヴィットに移した……?」
「おや?君に姿を見せにいくと部屋を出て行ったけど会ってないかい?赤い髪をした可愛らしい女の子なんだけど………」

それを聞いて、俺は
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